フツーにやってる分では、実際、効果があるのは、第八式くらいだと思います。これは、現在の医学、特に整形外科の骨粗鬆症予防でも推奨されています。


その他の七式は、このままでは、トレーニングの用をなしませんが、気功や太極拳を本格的に学んで行くうちに、八段錦の各式が応用の基礎になっていることに気がつくはずです。

ただ、不幸かな。日本では、そこまで本格的な取り組みをしているのは、武術太極拳の選手くらいです。一般の方には、無縁なトレーニングです。


フツーにやっているかぎりは、いつか役に立つか、一生、役に立たないかのいずれかですが、これほど役に立つものが一つにまとめられていることには感謝すべきだと思います。


"フツーに"というのが、こわいです。

こわすぎます。フツーにやってるかぎりは、ニンチ予防くらいの効果だと思いますが、(日本で言う)"フツーに"やらなかったら、とんでも役に立つのが、八段錦です。


(ほんと、日本人の頭に合わせて説明するのは、面倒臭いです。八段錦にまとめられた八式から、どれだけのバリエーションを作れるかを見れば、気功の熟達度は判定できます。ほとんどの場合、バリエーションは作れるませんが、武術太極拳の優秀な選手であれば、無限に作れるはずです。)


簡単にいうと、気功の仕組みがどうなっているのか、みなさん、さっぱりわからないんです。

わかっていれば、八段錦から無限に気功や太極拳を組み立てられます。