主要な中国武術の流派には、必ず棍棒があります。
日本のスポーツ庁に当たる中国の体育総局が、伝統的四大気功(六字訣、八段錦、五禽戯、易筋経)につづいて制定したのが、健康のための太極杖です。
太極杖は、文字通り、杖ですが、短い棍棒(短棍)と同じものと考えていただいていいです。もともと、杖も短棍も、ただの木の枝ですから、公園に落ちている木の枝を使ってもいいです。

下の写真は、京都の北山杉の間伐で出た枝をきれいに加工して、お土産店で販売されているものです。銘木の枝ですから、日本の最高の杖と言っていいですね。握り心地も最高で、1本500円です。山手の観光地でしたら、どこでも売っていますから、高価な武術用品を購入する必要など全くありません。
それより、効果を知っておくことです。気功ですから。

気功としての太極杖が、どのようにして効果を発揮するかは、日本では全く解説されません。解説できるほどの先生がいないからですが、私は日頃、使用しています。非常にインスタントな仕上げの時に利用します。

簡単に、どんな効果があるか説明しておきますと、鍼治療で、どんな疾病の場合でも基本配穴をしますね。百会、命門、関元、気海、印堂、足三里、申脈、照海、内関、外関など、全身状態を良くするためですが、鍼治療でもそれだけで、健康な方でしたらかなり効きます。それの何倍かくらいの効果ですから、注意しないと倒れる恐れもあります。棍棒は軽く使うものです。

気功ですから、その効果は中医学の臨床結果として観察しないといけません。中医学的効果が確認されないもの、おバカなスピリチュアルなどはすべて排除します。そういうものは、バカにさせておけばいいです。
中医臨床から見ますと、棍棒は奇経八脈に作用していることがわかります。生命エルギーの本源ですが、こういうものはバカに触らせてはいけませんね。バカは、臨床なんてわかりません。また、バカには触れませんから、日本の気功師と言っている人たちは、詐欺師です。まあ、気をつけてください。

まず、何事も保健・医療の国家資格を持っている方に相談してください。
日本の気功師というのは、バカなので絶対、合格しません。そんなバカに関わっては、自分にいのちも危ないですよね。