心身の不調で相談に来られる方のほとんどが、気の流れが滞っている気滞(きたい)です。冬の寒い時期には、さらに苦痛になります。


かといって、すぐに気功を使って、気滞を解消したり、気を旺盛にするには時間がかかります。それができるまで、気功の鍛練を続けるのもむずかしい方がほとんどですが、半年も気功の鍛練を一生懸命すれば、そのくらいのことはわけないはずです。その程度の忍耐もなければ、なにも学習できません。なにも、ですね。


気功が身に付いても、鍼灸を利用することは当たり前のことですが、気功をスピリチュアルなんて思い込んでいると、その恩恵を受けることはできません。


お灸に抵抗のある方も多いですね。気功を学ぶことは中国医学を学ぶことですから、鍼灸に抵抗があったら、気功を学ぶことは絶望的ですね。

鍼灸は中国医学の通常の施術法ですから、

鍼灸を念頭に置かないで、気功を学ぶことはできません。


また、お灸が面倒だと考えがちですね。

鍼灸師が主要なツボにお灸するのに、5分もかかりません。せいぜい、2-3分です。

気功もそれとおなじスピードで配穴できないと、時の用に役に立ちません。

不調を感じたら、すぐに改善に取りかかることが、気功であって、中国医学です。