日本に蔓延っているオカルトやカルトについても、研究しておく必要はあります。
最近では、政治の問題にまで発展して、検察の特捜部まで活動しています。日本の社会にも多大の悪影響を及ぼしてきました。
年末の断捨離にこうした資料も廃棄しているところです。頭の中に入れてしまったものはもう必要ありませんし、気功は唯識・中観まで習得するとこのようなオカルト・カルトへの十分な判断力がすでに身に着きますから、知識としての資料は必要なくなります。
スピリチュアルもカルトに分類してください。
一方で、蔵書を整理していると、重要な発見もします。龍樹の大智度論では、まだ知らないこともたくさん含まれていたことに気が付きます。ただの念仏の発端だと軽視していました。
般若思想の始祖・龍樹(ナガールジュナ)はどこまでも深淵です。20世紀最高の碩学・東大名誉教授の中村元先生も、一生をかけて探求したのが、龍樹でした。龍樹の中論のために膨大な研究をされたわけですから、それは私たちのための研究でもあったわけです。
オカルトやカルトを排除する能力は、龍樹とおなじ能力なんです。それが、龍樹が当時、実際に行った中論の弁証です。仏教にも起こったことを、龍樹が般若思想で克服したんですね。
下は真言・陀羅尼の最高の権威・高野山大学の氏家覚勝先生による龍樹・大智度論の解説です。