幸福感をもつことはいいことです。

悪い道に誘われるのを防いでくれます。

悪い考えも抑制してくれます。


気功を鍛練するには、良性意念を持ちましょうと提唱した中国の気功家がいました。逆にいえば、気功を鍛練していても、悪い魂胆の人はいるだろうということになります。

ともかく、幸福感を先行したいですが、気功の快感が幸福感かというと、目的を誤っているように思います。大師父も言われたそうです。"気持ちがいいだけでは、ダメですよ。"

気功=幸福となると、それはどこかのカルトです。


幸福感を手軽に引き出す方法は、現代の医学では、すっかり判明しています。幸福ホルモンの分泌を促すことです。幸福ホルモンは、筋肉運動で簡単に増加します。

ジムでウエイトトレーニングをしないといけないのかと思うと、それは気が重くなりそうですが、軽い筋トレでも十分に幸福ホルモンは分泌されます。500gほどのダンベル運動でもホルモンは分泌されます。


ともかく、筋肉が、幸福の臓器だという考え方を身に着けることです。

実際に、筋肉で生成されるホルモンは、ざっと、成長ホルモン、ドーパミン、セロトニン、ノルアドレナリン、エンドルフィンなど、すべて、幸福感を脳に作り出す物質です。スポーツが楽しいのは、これらのホルモンが分泌されているからです。しかも、この分泌は長時間持続します。


スピリチュアルなんて、幸福ホルモンは分泌しません。医学を軽視しているだけのカルト、オカルトです。

筋肉トレーニングで幸福ホルモンを作り出すと、消化器官もすぐに反応して、動き出します。何事も、実践してください。スピリチュアルなんて、実践とは言えません。妄想や空想は、実践とは言わないです。


さあ、秋ですが、行楽登山のシーズンです。登山だって、最初の登り30分くらいは、なんだかつらかったりしますが、1時間もすると爽快になってきます。山のおかげですか?筋肉のおかげです。そのあとに、美しい山の景色がついてきます。


こうした具体的な要件を一人ひとり、個別に課することを、周天派気功では、命功と呼びます。バカの一つ覚えで、小周天ばかりしているのを、周天派とは言いません。

どのような気功の流派でも、命功に当たるものがありますから、命功がなければ、気功そのものが存続しなかったです。それが、欠落しているのでしたら、気功ではありません。



気功では。筋肉トレーニングを"易筋"といいます。
気功における易筋は、洗随とつねに対(つい)になっていて、これを洗髄易筋といいます。
洗髄易筋を最初に教えたのが、少林寺の達磨大師です。洗髄は、脳と神経系を健全に保つ修行法として、達磨が伝えたことにはじまります。

心身が清々しくなければ、座禅もできないということを、達磨は洗髄易筋経という経典として残します。