京都の北山は、杉の銘木の産地として知られていますが、その林業の工程で間伐される杉の枝でも木肌が美しいです。嵯峨野あたりでは、お土産用に、北山杉の間伐材を杖に加工して販売しています。

太極拳で使われる棍棒は、もともと杖ですから、太極棍とも太極杖とも呼ばれます。短棍と長棍がありますが、短棍は杖の長さになっています。

杖または短棍は、気功でも使います。
どうやって、使うか?って、想像にお任せします。
もともと、山を歩きながら、獣を追い払うのにも便利でした。犬を追い払いので、打狗棍とも言います。狗(いぬ)を打つ棍棒という意味。この狗というのは、犬だけではなくて、古語では、悪い奴という意味を含んでいます。これも、気功の精神です。早い話が、悪い奴をこれで殴ってました。