よくあるのが、気功を学ぶのに、本を読む例です。ところが、気功をやってみたことがないのに、想像の世界に入ってしまいます。


幼稚園に上がる前の幼児が、毎朝、お父さんが紙を眺めていることに気が付きます。真似をして、その紙を眺めてみますが、この紙がどんな役に立つのかわかりません。新聞です。文字が読めないと役に立ちません。


気功もおなじですが、例えば、40歳までに文字で身に付けた常識さえ役に立ちません。

気功では、いったい、なにが話されているのか、幼児になって考えてみるしか方法がありません。


新聞を読めるまでに、児童は何年も漢字を勉強しますね。高学年になって、どうにか、小学生新聞くらいは読んだり、書いたりすることができます。

気功もおなじです。まったく常識では知らなかったことを蓄積していって、気功がどういうものかを説明することができます。


たとえば、日本人がインドに行って、ネット情報だけで、いきなり旅行者を案内するのは不可能です。まず、鉄道案内も読めません。自分一人でも道に迷わないで歩くのはむずかしいのに、インドのストリートを頭を入れるだけでも時間がかかります。ニューヨークへ行ってもあまり変わりはありません。たとえ、英語ができてもです。


大体、初心者が陥りやすい妄想です。