小周天は、中国道教全真派で"口伝"によって継承されてきたものですから、任脈と督脈を通じるだけの導引は、真気運行や静座法という名称を用いることで、伝承的小周天と区別します。

李少波や陰是子などが提唱した名称です。


伝承的小周天には、任脈と督脈の導引のほかに、

その導入のための呼吸法や内丹の鍛練法、内気の融合法などが付属し、進歩の過程の指標を伝承しています。


日本では、小周天に必要なすべての過程を伝えませんから、それを小周天と呼ぶことはできません。李少波も優れた研究者でしたから、道家伝承の名称を避けたと考えていいと思います。


日本での小周天の名称の使用は、盗用に当たります。