基礎的な気功のお話ですが、おろそかにしがちです。

吐納(とのう)は、吐くと吸うの呼吸のことです。
気功の独特な呼吸法です。

築基(ちっき)は、丹田を充実させる基礎的なトレーニングです。
"基を築く"ですから、気功の基礎を築いて、鍛錬に役立てます。

吐納をつかって、丹田の基礎を充実させる方法ですが、
とても"地味"なトレーニングです。
端から見ていると、なにをしているかわからないくらいですが、
達人は、自分の基礎をチェックするために、そっとやっているものです。

わたしの先生がやっていても、まわりの人たちは
なにも気付かないほどでしたが、
わたしだけは、さすがだと思ったことがあります。

気功中は、ずっと"気息"を主に使っていきますが、
こうした呼吸と丹田をつねに連携し続けるのが、
達人のトレーニング法です。なに一つも無駄にしないわけです。

すごく、地味です。