「劇場版 アナウンサーたちの戦争」の映画レビューと興行収入予想 | roninの最新映画レビュー&けっこう当たる興行成績予想ブログ

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映画大好き、シナリオライター&映画興行予想師(自称)でもあるroninが、劇場で観た最新映画の感想とその映画の興行成績を予想します!

実話を基に、第二次大戦中の日本放送協会とそのアナウンサーたちの活動を森田剛主演で活写した戦争ドラマ。

戦時中における放送と戦争の関わりと関係者たちの心情を描く。

1941年12月8日、太平洋戦争開戦の第一報に関わったアナウンサーの和田信賢(森田剛)と新進気鋭の館野守男アナ(高良健吾)は、以後緒戦の勝利を力強く伝え、国民の戦意を高揚させた。

同僚のアナウンサーたちは南方占領地に開設した放送局に次々と赴任し、現地の日本化を進め、和田の恩人・米良忠麿(安田顕)もまた前線のマニラ放送局に派遣される。

軍や情報局は雄々しい放送を求め圧力をかけ、新人女性アナウンサーの実枝子(橋本愛)は活躍の場を奪われていった。

次第に戦況は悪化し、和田は大本営発表を疑問視するようになり、国家の宣伝者を自認する館野と伝え方をめぐり衝突。

出陣学徒を勇ましく送り出す実況を任され和田は苦悩し、妻となった実枝子はそんな和田を叱咤する。

一方インパール作戦の最前線に派遣された館野は、戦争の現実に直面。

そして戦争末期を迎え。。。

2023年8月14日にNHK総合テレビで放送されたTVドラマの劇場版。

監督は、NHKで『おかえりモネ』などの連続テレビ小説や『いだてん~東京オリムピック噺~』などの大河ドラマの演出を手がけた一木正恵。

出演は、開戦ニュースと玉音放送の両方に携わった和田信賢アナを「前科者」などの森田剛が演じるほか、「熱のあとに」などの橋本愛、「罪と悪」などの高良健吾、「映画『おいハンサム!!』」などの浜野謙太、「映画 マイホームヒーロー」などの大東駿介、「銀平町シネマブルース」などの藤原さくら、「怪物の木こり」などの渋川清彦、「ほつれる」などの古舘寛治、「大名倒産」などの小日向文世、「朽ちないサクラ」などの安田顕など。

脚本は、倉光泰子。

音楽は、堤裕介。

映倫区分G

2024年作品

日本映画

配給はナカチカピクチャーズ

製作会社はナカチカピクチャーズ(製作協力:NHKエンタープライズ/制作著作:NHK)

上映時間113分

 

 

NHKのドラマは観ていません。

なので、観たかったんです。

劇場版にしてもらってありがたいです。

実話を基にした作品です。

 

面白いですね。

この時代に興味がるので、とても集中して観る事が出来ました。

子供の頃から、「臨時ニュースを申し上げます。臨時ニュースを申し上げます」と良くマネをしていたもんです。

この時代の日本のプロパガンダにも大変興味があります。

ラジオの放送だと、NHK。

新聞だと、朝日新聞となりますか。

戦争に加担した唯一の放送局であるNHKにしか描けない題材というのがとても興味深い。

NHKが自社の犯した大きな過ちを描いた作品として、とても価値のある作品だと思います。

NHKが今まで言及を避けてきた真実に切り込んだ意欲作ですね。

 

今まで知ることがなかった電波戦。

こんな戦争もあったんですね。

ラジオのアナウンサーに焦点をあてていることがいいですね。

時代に翻弄され、葛藤する様が丁寧に真摯に描かれています。

戦争のために人の命やメディアもすべてが支配されることの恐ろしさがちゃんと表現されています。

真実を伝えるということは、この時代だけではないですが難しいですね。

今も、これからも、一部国や組織だけが真実を握って、国民など広く伝えてもらえない事は多々あると思います。

例えば、隕石の衝突の危機とか、NASAに隠蔽されていそう。

 

ま、でも、内容が内容だけに、しかもNHKが作っているので、かなり真面目なものです。

朝ドラや大河ドラマのような優等生的な作りではあります。

演出も真面目だし、キャストも手堅い感じがする。

展開も、この手の映画としては、ベタば王道なもの。

まあ、歴史モノは結末が見えているからしょうがないのだけれど。

あと、やはり題材自体が大作のお話なので、総集編的な部分はあったですかね。。。

でも、ちゃんと余白もある終わり方は良かったです。

 

ドラマ版は89分でしたが、劇場版はエンドロールも入れてちょっと長めの113分。

ドラマ版を観ていないので比べられませんが、上映時間もちょうどいい感じに収まってはいるが、ダイジェスト感は否めない。

 

 

■興行収入予想

現段階では上映館数58館と少ない。

8月16日(金)からの公開。

同日の公開作品は、「フォールガイ」、「ねこのガーフィールド」、「ゼーガペインSTA」、「ニューノーマル」、「デッドストリーム」、「ぼくの家族と祖国の戦争」など。

NHKのドラマで、劇場版になったものは近年では2020年の「スパイの妻〈劇場版〉」で、興行収入は、約2億5,000万円。

さて今作はどうか。

まあ、若い人は観ないでしょうね。。。

初登場圏外スタートと予想。

最終興行収入は6,000万円と予想。

星3つ半(5点満点)

★★★☆

 

 

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