「アイアンクロー」の映画レビューと興行収入予想 | roninの最新映画レビュー&けっこう当たる興行成績予想ブログ

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映画大好き、シナリオライター&映画興行予想師(自称)でもあるroninが、劇場で観た最新映画の感想とその映画の興行成績を予想します!

「呪われた一家」と呼ばれたプロレス一家、フォン・エリック・ファミリーの実話を映画化。

元AWA世界ヘビー級王者のフリッツ・フォン・エリックを父に持つ、次男ケビン、三男デビッド、四男ケリー、五男マイクら兄弟は、父の教えに従いレスラーデビューを果たし、プロレス界の頂点を目指していた。

しかし、デビッドが世界ヘビー級王座戦で指名を受けた直後、日本でのプロレスツアー中に急死したことを皮切りに、フォン・エリック家をさらなる悲劇が襲う。

A24が製作、配給。

監督・脚本・製作は、「不都合な理想の夫婦」「マーサ、あるいはマーシー・メイ」などのショーン・ダーキン。

出演は、「テッド・バンディ」などのザック・エフロンが主人公ケビンを、「逆転のトライアングル」などのハリス・ディキンソン、『一流シェフのファミリーレストラン』などのジェレミー・アレン・ホワイト、「シンデレラ」などのリリー・ジェームズなど。

音楽は、「不都合な理想の夫婦」などのリチャード・リード・パリー。

原題「THE IRON CLAW」

2023年作品

アメリカ映画

配給はキノフィルムズ

製作会社はHouse Productions

上映時間130分

 

 

私、プロレスにはほぼ興味がないので、フォン・エリック・ファミリーは名前を知っている程度でした。

プロレスファンでは有名な悲劇の実話なんですね。

 

プロレスにおいて対戦相手の顔を手で鷲掴みにする攻撃「アイアンクロー」の生みの親であり、かつてアントニオ猪木やジャイアント馬場とも激闘を繰り広げたレスラー、フリッツ・フォン・エリック。

その息子であり、父と同じくプロレスの道を歩んだフォン・エリック家4兄弟の実話を基にした物語です。

 

面白かった。

こんなに重い話だとは知らなかった。

てか、こんな悲劇があるとは知らなかった。

かなりのシリアス展開です。

予告編ではコメディ寄りなスポ根ものなのかと思ってましたが、全然違いました。

かなり真面目に、そしてヘビーに作られています。

 

展開的には、先に進むにつれてどんどんヘビーになっていく。

まあ、それは別にいい。

実話ベースなんだし。

演出的には、まあ、普通ですかね。

どこをとってもだれをとっても、特に尖ったものは感じられなかった。

ですが、なんせ話が重いので、どんよりな気持ちになるのですが、それはそれで惹きつけられます。

 

プロレスの事はあんまり知らないですが、ブルーザー・ブロディが出てきたのは嬉しかった。

 

プロレスファンの方から見ればどうなんでしょうか。

史実を完璧に忠実に描いているとは思えないし、端折っているところなどに不満があったりするんでしょうか。

 

しかし、ザックエフロンってこんな体やっけ?

かなり体を作り込んでる感じですね。

凄い。

 

 

■興行収入予想

現段階では上映館数107館と少ない。

4月5日(金)からの公開。

同日の公開作品は、「オーメン:ザ・ファースト」、「ブルックリンでオペラを」、「パスト ライブス/再会」、「インフィニティ・プール」、「毒娘」など。

北米では2023年12月22日公開。

製作費1,590万ドル。

2020年の「不都合な理想の夫婦」は、全世界で約176万ドル。

2011年の「マーサ、あるいはマーシー・メイ」は、全世界で約353万ドル。

という成績。

さて今作はどうか。

まあ、ヒットは難しいですね。

プロレスファン、特にこの悲劇をご存知の方は押さえておきたいですね。

初登場圏外スタートと予想。

最終興行収入は4,500万円と予想。

 

星3つ半(5点満点)

★★★☆

 

 

「アイアンクロー」公式サイト

 

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