「ハンガー・ゲーム0」の映画レビューと興行収入予想 | roninの最新映画レビュー&けっこう当たる興行成績予想ブログ

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映画大好き、シナリオライター&映画興行予想師(自称)でもあるroninが、劇場で観た最新映画の感想とその映画の興行成績を予想します!

世界的にメガヒットを記録した「ハンガー・ゲーム」シリーズの前日譚。

最後の1人になるまで殺し合いを行なう催し“ハンガー・ゲーム”。

カットニスが第12地区のプレイヤーとして志願する64年前、スノー大統領が国家パネムの独裁者として君臨する数十年前の世界。

パネムの首都キャピトルに反乱を起こした12の地区を戒めるため、各地区から少年少女が1名ずつ選ばれ、最後の1人になるまで殺し合う“ハンガー・ゲーム”が毎年行われていた。

記念すべき第10回の新しい試みとして、贄の教育係に任命された18歳の少年スノー(トム・ブライス)は、貧しい境遇から抜け出すために優勝を心に決める。

だが、彼が担当するのは、“歌”を唯一の武器とする第12地区のひ弱な少女ルーシー(レイチェル・ゼグラー)だった。。。

出演は、イギリス出身の俊英トム・ブライス、「ウエスト・サイド・ストーリー」などのレイチェル・ゼグラー、「シラノ」などのピーター・ディンクレイジ、「シラノ」などのピーター・ディンクレイジ、ハンター・シェイファー、「AIR/エア」などのヴィオラ・デイヴィスなど。

監督・製作は、「ハンガー・ゲーム FINAL:レボリューション」に続きフランシス・ローレンス。

脚本は、「アサシン クリード」などのマイケル・レスリー、「ハンガー・ゲーム2」などのマイケル・アーント。

原作・製作総指揮は、「ハンガー・ゲーム」シリーズのスーザン・コリンズ。

音楽は、「ファンタスティック・ビースト」シリーズなどのジェームズ・ニュートン・ハワード。

主題歌は、オリヴィア・ロドリゴ。

原題「THE HUNGER GAMES:THE BALLAD OF SONGBIRDS & SNAKES」

映倫区分G

2023年作品

アメリカ映画

配給はKADOKAWA

製作会社はColor Force=Lionsgate=about:blank

上映時間157分

 

 

ジェニファー・ローレンス主演の2012年の「ハンガー・ゲーム」、2013年の「ハンガー・ゲーム2」、2014年の「ハンガー・ゲーム FINAL: レジスタンス」、2015年の「ハンガー・ゲーム FINAL: レボリューション」は全て劇場で観ています。

が、1作目以外はそこまで面白いとは思えなかった。

なので、あまり思い入れのない作品なので、そんなに期待もしていません。

 

 

なのですが。。。お、これはなかなか面白い。

でも、1作目は超えられないなぁ。

章分けされており、1、2章はハンガーゲームですな、3から変わる。

エピソードゼロだと、こういうことやな。

ちゃんと上手いこと持っていいってる。

って感じですかね。

 

前4作でドナルド・サザーランドが演じたスノーが悪に染まっていく過程を描いた物語です。

スノーは悪人になりますが、まだいい人。

ハンガーゲームの理不尽さ、教育係の立場や裏切りなどを経て、闇堕ちして行く様の葛藤がなかなか面白い。

そして、頭もめっちゃいいしカリスマ性もあってなんだか格好いい。

めっちゃイケメンやし。

 

 

なのですが、内容的にはとにかく暗い。。。

かなり重いです。

暗い暗い展開が続きます。

デスゲームだけでなく、それぞれの人間ドラマ、恋愛要素も盛り込んであるので、なかなか長さを感じた。

バトルアクションシーンは少なめです。

まあ、プロットはかなり「スターウォーズ エピソード1〜3」のダースベーダーがいかにダークサイドに堕ちていったか。

みたいなところでしょうか。

 

そして、ジェームズ・ニュートン・ハワードの音楽がめっちゃいいんですよね。

ルーシー・グレイの唄う劇中の楽曲もどれも私好み。

これらが全部入っているのなら、サントラ欲しいです。

 

シリーズ全作を観ていなくても、1作目だけでも観ていたらそれなりに楽しめると思います。

でも、全部観ており、大統領のスノーを知っていたらより楽しめると思います。

 

 

■興行収入予想

現段階では上映館数112館と少なめ規模。

12月22日(金)からの公開。

同日の公開作品は、「劇場版SPY×FAMILY CODE: White」、「PERFECT DAYS」、「TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー」、「ファースト・カウ」、「マイマザーズアイズ」、「うかうかと終焉」など。

北米では2023年11月17日公開。

現在、北米で約1億4,000万ドル付近の興行収入。

ジェニファー・ローレンス主演の2012年の「ハンガー・ゲーム」は製作費7,800万ドル、全世界で約6億9,100万ドル、北米で約4億800万ドル、日本で約4億7,000万円。

2013年の「ハンガー・ゲーム2」は、製作費1億3,000〜1億4,000万ドル、全世界で約7億7,100万ドル、日本で約2億8,000万円。

2014年の「ハンガー・ゲーム FINAL: レジスタンス」は、製作費1億2,500万ドル、全世界で約7億5,200万ドル、日本で約2億円。

2015年の「ハンガー・ゲーム FINAL: レボリューション」は、製作費1億6,000万ドル、全世界で約6億5,300万ドル、日本で約1億円。

と言う成績。

このシリーズ、北米や全世界では大ヒットしてますが、日本ではヒットしません。

上映館数もあんまり多くないし、たぶん、今作もダメだと思います。

初登場9位スタートと予想。

最終興行収入は1億4,000万円と予想。

 

星3つ半(5点満点)

★★★☆

 

 

「ハンガー・ゲーム0」公式サイト

 

「ハンガー・ゲーム0」のパンフレットです!

 

スーザン・コリンズによる「ハンガー・ゲーム0」の原作本上・下です!

 

 

第1作「ハンガー・ゲーム」のパンフレットです!

 

第2作「ハンガー・ゲーム2」のパンフレットです!

 

第4作「ハンガー・ゲーム FINAL: レボリューション」のパンフレットです!