実際の事件をモチーフに、コカインを食べて凶暴化したクマが起こす騒動を描くパニック・アドベンチャー。
1985年。
ジョージア州上空を通過するセスナ機には大量のコカインが積まれていた。
運び屋アンドリュー・カーター・ソーントン2世(マシュー・リース)は、雇い主の麻薬王シド(レイ・リオッタ)の命令どおり、森にコカインの入ったバッグを投下。
だがその直後、自分自身も誤って落下し、ブツの場所をシドに伝える前に死亡する。。。
テネシー州ノックスビル。
TVのニュースでは、空からコカインが降ってきたと報道されている。
引退間近の刑事ボブ(イザイア・ウィットロック・Jr.)は、そのコカインがシドのもので、チャタフーチーのブラッド山近辺に残りがあると読んでいた。
シドとの長年に渡る因縁に決着をつけるべく、ボブはひとりチャタフーチーへと向かう……。ミズーリ州セントルイス。シドは、行方知れずのコカインのこと、そして妻をガンで亡くした息子のエディ(オールデン・エアエンライク)がその哀しみから立ち直れないことに悩んでいた。
シドは最も信頼するフィクサーでエディの親友でもあるダヴィード(オシェア・ジャクソン・Jr.)に、エディのケアとコカインの回収を命じる。
13歳の少女ディーディー(ブルックリン・プリンス)は、ブラッド山の滝の絵を描くために友達のヘンリー(クリスチャン・コンヴェリー)と一緒に学校をサボり、こっそり森へと足を踏み入れる。
だが2人はそこで大量のコカインを発見、さらにそのコカインを食べて凶暴化したクマに襲われてしまう。
ディーディーが滝に向かったと知った母親サリ(ケリー・ラッセル)は、森林警備隊員のリズ(マーゴ・マーティンデイル)と野生動物管理官ピーター(ジェシー・タイラー・ファーガソン)の助けを借りて子どもたちの捜索を開始。
一方、無人になった森林警備隊のオフィスで、非行少年3人組“ザ・デュシャンズ”のキッド/口ひげ(アーロン・ホリデイ)、ベスト(J・B・ムーア)、ポニーテール(レオ・ハンナ)がたむろしていると、ダヴィードとエディが現れる。
3人はトイレでダヴィードを強盗しようとするも即座に返り討ちに。
キッドから「森で大量のコカインを発見し“東屋”に隠した」と聞いたダヴィードは、エディとキッドを連れて森へと入ってゆくのだが。。。
出演は、「スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け」TV『ジ・アメリカンズ 極秘潜入スパイ』などのケリー・ラッセル、「ストレイト・アウタ・コンプトン」などのオシェア・ジャクソン・Jr、「ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー」などのオールデン・エアエンライク、「パーフェクト・ケア」などのイザイア・ウィットロック・ジュニア、「ヒュービーのハロウィーン」などのレイ・リオッタなど。
監督・製作は、「チャーリーズ・エンジェル(2019)」のエリザベス・バンクス。
脚本は、ジミー・ウォーデン。
音楽は、「マイティ・ソー バトルロイヤル」などのマーク・マザーズボー。
原題「Cocaine Bear」
映倫区分R15+
2023年作品
アメリカ映画
配給はパルコ
製作会社はBrownstone Productions=Jurassic Party Productions=Lord Miller
上映時間95分
いや、これはなかなかだぞ。
めっちゃ面白かったわ。
タイトル通り、コカインを食べた熊が大暴れするパニック映画です。
それ以上でも以下でもありません。
この手の映画は、これでいいんです。
シリアスさは薄めで、笑いどころが多めにあります。
どちらかというとコメディ寄り。
大笑いではないけど、ふふふ笑いがいっぱい。
ですが、襲われ方がなかなかエグい。
パニック映画とは言えど、なかなか軽いタッチな上、上映時間95分と短く、サクッと観れます。
観ている間はかなり楽しめます。
グロ描写も適度にはありますが比較的控えめなので、苦手な方も観れると思います。
でも痛いシーンが結構あります。
まあ、この手の映画は、このノリのこんな感じがいいですね。
なかなかぶっ飛んでいました。
観る前はB級のスプラッターグロ描写てんこ盛りのパニックもの、またはもしかしてZ級映画かと思いましたが、意外に親子愛なドラマ部分もちゃんとしていた。
かといって、あまり深くはないので、この手の映画としてはちょうどいい塩梅な感じ。
それに、少しの捻りがあるのもいい。
映像的にも、熊のCGはそれなりにクオリティが高かった。
まあ、B級には間違いないのですが、あえてB級に徹した作りになっているのが素晴らしい。
なんだったら、もっとコメディ寄りに振り切っていたらもっと面白かったかもしれない。
でも、頭は一切使わず、単純に楽しめるエンタメ映画になっていたので、かなり満足です。
クライマックスのクマが飛んできての咆哮は、ちょっとブルっときたわ。
舞台が85年ということもあってか、演出から台詞回し、編集が80年代の映画のような古さがあった。
効果音、いや、録音自体が古い感じにしている。
それに何と言っても音楽がゴリゴリの80年代。
これがまたいい感じ。
でも、クライマックスだけはちょっと大作アクションみたいな音楽になる時もあるんですよねー。
このギャップもいい。
古さを出すことに、クマのCGと一部音楽以外、ブレていない。
実話がモチーフということらしいですが、まあ、アメリカじゃあり得る話ですかね。
どこまで誇張しているかわかりませんが。
実話ではコカインを摂取した熊は死んで、剥製にされて、ケンタッキーにあるそうです。
今作は、2022年5月に死去したレイ・リオッタの遺作となります。
なんか楽しそうに演じてはりました。
最後の映画でも、ちょっとキメてくれて格好いいです。
エンドロール中でも少しだけ物語が続きます。
最後まで席を立たないでくださいね。
■興行収入予想
興行には、現段階では上映館数99館と少なめ。
9月29日(金)からの公開。
同日の公開作品は今作の他、「沈黙の艦隊」、「BAD LANDS バッド・ランズ」、「ルー、パリで生まれた猫」、「アイドルマスター ミリオンライブ! 第3幕」、「まなみ100%」、「こん、こん。」、「ヒッチコックの映画術」など。
北米では 2023年2月24日公開。
うーん。。。まあ、日本ではヒットはしないかな。
いやでもなかなか面白いので、劇場でヒットしなくても、配信になったら長年にやる渡るヒット作になりそう。
初登場圏外スタートと予想。
最終興行収入は6,000万円と予想。
星4つ(5点満点)
★★★★
「コカイン・ベア」公式サイト
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