東京から離島に赴任してきた外科医と島の人々との関わり合いを通して命の尊さを描いた、山田貴敏の同名漫画が原作のテレビドラマ「Dr.コトー診療所」の16年ぶりの続編。
日本の西端に位置する志木那島で、“コトー”の通称で親しまれる五島健助は、島にただ一人の医師として島民すべての命を背負ってきた。
コトーは看護師の彩佳と数年前に結婚し、彼女は現在妊娠7か月。
彩佳の両親をはじめ、漁師の原や元漁労長の重雄、スナックを営む茉莉子、診療所を手伝う和田はいつもと変わらない生活を送っていた。
しかし、時の流れとともにコトーの穏やかな島での日常にある変化が忍び寄る。
ドラマシリーズを担当した中江功と吉田紀子が監督と脚本をそれぞれ務めるほか、制作スタッフも当時のメンバーが集結した。
出演は、コトー役の「川っぺりムコリッタ」などの吉岡秀隆、看護師の彩佳役の「月の満ち欠け」などの柴咲コウをはじめ、「フォルトゥナの瞳」などの時任三郎、「軍艦少年」などの大塚寧々、「ツユクサ」などの泉谷しげる、「鋼の錬金術師 」シリーズなどの筧利夫、「冬薔薇(ふゆそうび)」などの小林薫らが続投する。
出演は他に、第二期からの「るろうに剣心」シリーズの蒼井優、「北の桜守」などの堺雅人も続投し、他に、「あさひなぐ」などの生田絵梨花、「ゴーストブック おばけずかん」などの神木隆之介など。
音楽は、「ドクター・デスの遺産-BLACK FILE-」などの吉俣良。
主題歌は、中島みゆきの「銀の龍の背に乗って」。
映倫区分G
2022年作品
日本映画
配給は東宝
製作会社はフジテレビジョン=東宝=FNS27社(制作プロダクション:アットムービー)
上映時間135分
ドラマは観てましたが、特にのめり込んでいたわけではないビギナーです。
なので、あんまり覚えていません。
なので、思い入れも薄いです。
ビギナーにもまあそれなりには楽しめる内容だった。
1本のストーリーだけではなく、色々と折り重なった作りになっていて、展開的にも飽きさせない工夫が随所に見られた。
なのですが、どうも。。。ストーリーがあまり面白くない。
ドラマにはそれなりの深さもあまり見えない。
正直、ちょっと「映画化しました!」感が強かったし、東宝が映画化したフジテレビの映画やなぁ。。。というところがあって独特の匂いが気になるところではある。
そこが若干引くところでもあった。
いい意味でも悪い意味でも東宝が映画化したフジテレビの映画。
キャストも豪華だし、そこに見応えはあるが、登場人物ひとりひとりの描き方が浅い。
まるで同窓会映画。
島の風景も美しいが息を呑むほどではない。
それに、ちょっと詰め込み過ぎな感じがした。
かなりギュウギュウしている。
タケヒロのエピソードはいらないんじゃないですかね。
それでも、上映時間135分もあるので、入れたいこと全部入れたんでしょうか。
でもこのギュウギュウ感を見ると、これでも削ったんでしょうか。
2エピソードくらい無くして、上映時間110分くらいにしたらちょうどいいんじゃないかと思うのだが。。。
最後の落とし所も、ちょっと中途半端か。
それに、そもそも話が破綻してませんかこれ。
結構支離滅裂になってると思うんですが。
医療ものというよりパニック映画に近い感じ。
ファンには嬉しいシーンが多いかもしれませんが、これだったらテレビのスペシャルドラマでもよくないですか?
なのに詰め込みすぎているから明らかに尺が足りない。
ドラマファンの方としては、歴代キャスト勢揃いで胸熱なんでしょうね。
私はそこら辺の美味しいところにはいまいちわかりませんでした。
結構泣き所はあります。
泣かせにきています。
私は全く泣きませんでしたが、結構満席に近かった劇場内も、あちらこちらですすり泣く声が聞こえてました。
今作で、もうこれで終わり宣言していましたが、これで終わりなんですかね。
続けようと思ったらまだまだ出来そうですが、やらないんですかね。
まあ、別に続けなくていいけど。
■興行収入予想
興行的には、現段階では上映館数343館と拡大ロードショー。
12月16日(金)からの公開。
同日公開の作品は、「アバター:ウェイ・オブ・ウォーター」、「Never Goin' Back/ネバー・ゴーイン・バック」、「ひつじのショーン スペシャル クリスマスがやってきた!」、「ケイコ 目を澄ませて」、「泣いたり笑ったり」、「かぐや様は告らせたい-ファーストキッスは終わらない-」など。
フジテレビだけじゃなく、ドラマの映画化作品としては、「バスカヴィル家の犬 シャーロック 劇場版」が4.9億円、「七人の秘書 THE MOVIE」が6.6億円、2021年では「99.9 刑事専門弁護士 THE MOVIE」が28.7億円、「あなたの番です 劇場版」が19.6億円、「劇場版 奥様は、取り扱い注意」が11.9億円、「劇場版シグナル 長期未解決事件捜査班」が8.2億円、「科捜研の女 劇場版」が5.3億円、「劇場版 ルパンの娘」が3.3億円、「2019年の「コンフィデンスマンJP-ロマンス編-」は29.7億円、2020年の「コンフィデンスマンJP -プリンセス編-」は38.4億円、2022年の、「コンフィデンスマンJP 英雄編」が28.9億円と、いずれもなかなかのヒット。
近年では2018年の「劇場版コード・ブルー ドクターヘリ緊急救命」の93億円の特大ヒットから大きなヒット作は出てない状況。
初登場3位スタートと予想。
最終興行収入は18億2,000万円と予想。
星2つ半(5点満点)
★★☆

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