嗅覚に特別な力を持つ少女が母の隠された記憶に飛び込んでいくタイムリープ・スリラー。
ファイブ・デビルズという閉鎖的な村に暮らし、“香り”に対する特殊な能力を持つ少女ヴィッキーは、母ジョアンヌの香りをこっそり集めていた。
ある日、彼女の前に叔母を名乗る謎の女性が現れたことで、ヴィッキーの能力はさらに目覚め、自身が生まれる前の母親と叔母の記憶の中へと誘われる。
ヴィッキーのタイムリープは、ある村で起きてしまった悲劇や家族の運命を大きく変えていく。
監督は、「パリ13区」の脚本家、レア・ミシウス。
脚本は、「イスラエルの亡霊」などのポール・ギロームと監督のレア・ミシウス。
出演は、「アデル、ブルーは熱い色」などのアデル・エグザルコプロス、サリー・ドラメ、スワラ・エマティ、ムスタファ・ムベングなど。
音楽は、「カラミティ」などのフロレンシア・ディ・コンシリオ。
原題「Les cinq diables」
映倫区分G
2021年作品
フランス映画
配給はロングライド
製作会社はF Comme Film=Trois Brigands Productions
上映時間96分
なかなか面白かった。
ホラーともスリラーとも言えない超感覚的でなんか不思議な映画。
匂いをきっかけに少女が体験する母親の若かりし日と、現在の時間の2つの時間軸が交差しながら物語が展開する。
タイムリープものなので、フランス版「時をかける少女」って感じでしょうか。
あと、ジョーダン・ピール風フレンチスリラーて感じでしょうか。
ファイブ・デビルズという架空の村ですが、名前から不気味。
随所に散りばまれている、緻密に練り上げられたスリラー要素による気持ち悪い雰囲気とは逆に、壮大な自然描写の絵が美しい。
それと音楽もいい感じですね。
雰囲気をぐっと盛り上げてくれています。
ただ、怖さの要素はあまり感じなかった。
大きな起伏がある内容ではありません。
テンポもハイテンポではない。
でも、タイムリープの時間軸をうまく配置しながら、登場人物たちの関係性を絡ませていく見せ方、それに伏線の貼り方は上手い。
タイムリープものは、過去を変えると現在も変わるとか、パラレルワールドが存在するとかの問題が出てきて、そこをわちゃわちゃする内容のものが多いですが、今作は未来からの存在が過去を決定づけていて、変えられない運命がループしていくという感じなっているのが新しいと思う。
その縛り付け感が、またスリラー度数を上げている。
ラストは謎で終わります。
個人的にはいい意味での謎だった。
ここは、観終わった後、誰かと考察しながら語り合いたい。
全体的には、万人受けするような内容の映画ではないです。
好き嫌いが分かれる映画だと思います。
■興行収入予想
興行的には、現段階では上映館数17館と少ない。
11月18日(金)からの公開。
同日公開の作品は、「ある男」、「ザリガニの鳴くところ」、「ファイブ・デビルズ」、「ザ・メニュー」、「宮松と山下」、「ナイトライド 時間は嗤う」など。
フランスでは2022年8月31日公開。
全世界の興行収入は、33万ドル。
上映館数が少ないのでヒットは厳しいか。
ホラーファンをどれだけ動員できるかでしょうか。
ミニシアターランキングでは上位に入ってきそうです。
初登場圏外スタートと予想。
最終興行収入は2,700万円と予想。
星3つ半(5点満点)
★★★☆
「ファイブ・デビルズ」公式サイト
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タイムリープものの小説.高畑 京一郎の「タイムリープ あしたはきのう 上・下」です!

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