目を背けてきた暗い過去に決着をつけようとする男女の姿を描く青春ミステリードラマ。
ただ何となく毎日を過ごす吉原暁人は、ある日、高校時代密かに想いを寄せていた石川絵莉子と偶然再会する。
過去を全て拒絶する彼女を目の当たりにして、暁人はある計画を目論むが。。。
出演は『ウルトラマンタイガ』シリーズや「NO CALL NO LIFE」の井上祐貴、「アイネクライネナハトムジーク」の萩原利久、「記憶の技法」の木下彩音など。
「ステップ」などの助監督を務めてきた杉岡知哉による長編監督デビュー作。
原作は高山りくの『BittersEnd』。
脚本も杉岡知哉。
主題歌はaddの『ニヒルな月』。
音楽は「神様はバリにいる」の安達練。
日本映画
2021年作品
配給はラビットハウス
上映時間99分
原作は未読。
高校時代に好きだった彼女と、偶然の再会によって、忌まわしい過去を思い出し、記憶を塗り替えようとする男女の青春ミステリーなお話し。
青春ミステリーというより、人間ドラマ部分の方が強い感じですかね。
なかなか地味な作品ですが、普通に面白かった。
犯人探しや、真実はどうだったとかはあまり重要ではなく、そのことでどういう思いだったのかと描いています。
それぞれの人物の心の動きが丁寧に描かれていたと思います。
とはいえ、ちゃんと真犯人の追求、真実の真相を追っています。
ですが、やはりちょっと地味ですね。
インパクトには欠けます。
大きな衝撃もありません。
それに、ん?これってどういうこと?って思うところがいくつかあった。
ちゃんと観ていたら理解できるんですかね。
ちゃんと観ていたんですけどね。
でも、ストーリーとしてはなかなか面白いです。
ちょっとセリフにクサさもありましたが、まあ許せる範囲。
全体的には、深夜ドラマみたいな感じですかね。
夜中に、ふっとテレビで観て、そのまま深夜まで見入ってしまう。。。みたいな儲けもんな感じがありますかね。
エンドロールの後も、もう一つの真実が明かされる映像があります。
最後の最後まで席を立たないでくださいね。
■興行収入予想
興行的には、現段階では上映館数14館と少ない。
2021年6月25日(金)から劇場公開。
今作の他、同日の作品は、「夏への扉 —キミのいる未来へ—」、「ピーターラビット2/バーナバスの誘惑」、「Arc アーク」、「アメリカン・ユートピア」、「それいけ!アンパンマン ふわふわフワリーと雲の国」、「BanG Dream! Episode of Roselia Ⅱ : Song I am.」など。
初登場圏外スタートと予想しましたが、圏外スタートでした。
最終興行収入は1500万円くらいか。
星3つ半(5点満点)
★★★☆
「Bittersand」公式サイト
映画「Bittersand」の前日譚を描いたスピンオフストーリーのコミックです!
主題歌・addの「ニヒルな月」です!
井上祐貴出演の「NO CALL NO LIFE」です。
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萩原利久出演、三浦春馬主演の「アイネクライネナハトムジーク」です!
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