「藁にもすがる獣たち」の映画レビューと興行収入予想 | roninの最新映画レビュー&けっこう当たる興行成績予想ブログ

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映画大好き、シナリオライター&映画興行予想師(自称)でもあるroninが、劇場で観た最新映画の感想とその映画の興行成績を予想します!

曽根圭介による同名小説を韓国で映画化したクライムサスペンス。

偶然発見された大金の入ったバッグを巡って、欲望に駆られた人々が激しくぶつかり合う様を描く。

自らの過去を清算しようとする女を「シークレット・サンシャイン」で第60回カンヌ国際映画祭主演女優賞に輝いたチョン・ドヨン、恋人が残した借金に苦しむ男を「アシュラ」などのチョン・ウソン、大金の入ったバッグを拾う男を「スウィンダラーズ」のペ・ソンウらが出演。

監督・脚本は「ホームランが聞こえた夏」などの撮影だったキム・ヨンフン。

音楽はカン・ネネ。

原題「BEASTS CLAWING AT STRAWS」

映倫区分はG

韓国映画

配給はクロックワークス

2020年作品

上映時間109分

 

 

この作品、劇場の予告でめっちゃ面白そうだったから楽しみにしてた。

日本の曽根圭介原作だし。

とか言いながら、原作は未読。

個人的に、ここ数年韓国映画にちょっとハマってるし。。。

「愛の不時着」も観たし。。。

まあ、今作には関係ないけど。

 

大金を巡っての、クライムサスペンス。

騙し騙されコンゲーム、奪い奪われの争奪戦、殺し殺され殺戮合戦を、8人の群像劇と共に事展開。

特にここ数年、本当に韓国映画が面白いし、どの作品も見事な出来栄えだと思いますが、今作に限っては、日本で映画化した方が良かったかもしれない。と、ちょっと思った。

つまらなくはないんですが、格別面白いということもなかった。

なんか韓国映画だから、もう一山欲しい。

まあ、原作ものなんで映画に文句を言ってもしょうがないんですが、8人の群像劇が特に目新しい展開じゃないんですよね。

今まで何度も観た事があるようなエピソードで。

それにクライマックスもちょっと物足りない。

予告編の方が良かったなぁ。。。という印象。

 

とは言いつつ、見応えはあります。

そこそこはちゃんと面白いです。

ストーリーも非常にわかりやすくて観やすい。

韓国映画らしく、ハラハラドキドキもある。

でも、もうちょっとなんよなぁ。

クライマックスの盛り上がりがもう一つ。

そこがマックス面白ければなぁ。

もう一歩インパクトが足りない。

めちゃめちゃ悪いやつ、本物の悪人がいないからなのなぁ。

 

でも、8人が大金によってつながっていく様は気持ちよかった。

上手いこと繋がっているなぁという印象。

 

制作プロダクションは、「犯罪都市」「悪人伝」などを制作したBAエンターテイメント。

今作もそれっぽい作りです。

好きな人にはたまらんでしょうね。

 

この手のお話は、古典的ですね。

すぐに思いついたのが深作欣二監督の「いつかギラギラする日」とか、井筒和幸監督の「黄金を抱いて翔べ」とか。

「黄金を抱いて翔べ」はちょっと違うか。

 

 

■興行収入予想

興行的には、現段階では上映館数27館と少ない。

2月19日から公開しているアート系単館ロードショー作品ですが、一部シネコンでも上映してます。

去年からコロナの影響や「愛の不時着」の影響もあって、韓国映画がバンバン入ってくる。

この作品も力強く見応えがあるので、韓国映画ファンは動員出来るんじゃないでしょうか。

ちなみに本国の韓国では大ヒットしてますが、特大ヒットとまではいってないです。

ミニシアターベストテンには上位に入りそうですね。

初登場圏外スタートと予想。

最終興行収入は1500万円と予想。

 

星3つ半(5点満点)

★★★☆

 

 

 

 

「藁にもすがる獣たち」公式サイト

 

 

曽根圭介による小説「藁にもすがる獣たち」の原作です。

 

「藁にもすがる獣たち」のクリアファイルです!

 

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