世界18か国でリメイクされたイタリア映画「おとなの事情」を日本版にアレンジ。
3組の夫婦と一人の独身男が集まったパーティで、“スマートフォンに届く電話やメールの内容を全員に公開する”ゲームを始めたことから、彼らが抱える秘密が露わになっていく様をコメディタッチで描きだす。
東山紀之がモテない独身男に扮し10年ぶりに映画主演を務めたほか、かつてトレンディドラマの女王と呼ばれた鈴木保奈美、常盤貴子が初共演。
出演は他に、「空母いぶき」などの益岡徹、「マスカレード・ホテル」などの田口浩正、「マチネの終わりに」などの木南晴夏、「にがくてあまい」などの淵上泰史。
監督は「ヒーローインタビュー」の光野道夫。
脚本は「阪急電車 片道15分の奇跡」などの岡田惠和。
日本映画
映倫区分はG
配給はソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
2020年作品
上映時間101分
2017年に日本公開されたイタリアオリジナル版「おとなの事情」は劇場で観ました。
それから世界各国でリメイクされ、日本版も制作されました。
物語は基本的にはイタリア版と同じ、ワンシチュエーションコメディです。
一度観ているのがあるからか、新鮮味はない。
日本版らしくアレンジはされているが、正直そんなに面白いとは思えない。
そもそも、イタリアオリジナル版も、そこまで面白いと思わなかった。
日本版の今作は、いかにも日本版という感じ。
セリフも展開も伏線の張り方も音楽も音もなにもかも。
舞台芝居のよう。
個人的には、舞台芝居のような映画はあまり好きでない。
映画は映画らしくしてほしいと思ってます。
でも、なんか映画らしくしてようとしている感じもあって、最初は各家から集合場所カフェに行くまでのシーンがあったりする。
なんかとってつけたみたいで、むしろいらないと思うのだが。
イタリア版は、コメディとはいえちょっと多少サスペンス的な緊張感もありました。
今作もなくはないですが、どうもいかにも日本の芝居的で鼻についた。
前もそう思ったんですが、スマホをオープンにうするという提案すること自体、むかつく。
まあ、これは映画が悪いわけではないですが。
これを提案する意図がわからない。
根本的なご都合主義に見える。
木南晴夏が提案するんですが、これが全く自分のことしか考えていない。
他の家族の秘密があわらになって行くのに、全く悪いことしたという雰囲気もなし。
これがムカつく。
こういうことやってみんな幸せになるはずがない。
誰も何もなかったとしても、何にもなくておもしくないね。ってなる。
なんじゃかんじゃ、人には言えないことを携帯の中でみんなしてるんや。
浮気とかじゃなくても、優しさから言わないでいいこととかもある。
そんなことバラしちゃいけない。
知らなくて良いことがある。
別になにもなくても、なにもないでしょ。で終わるじゃないですか。
観ているこちらがため息をつきたくなる醜態で、観てる時はイライラする。
とか、今作でもそのシチュエーションの設定に腹を立てたりして、なんだかんだ入り込んでしまった。
だから、映画になるんでしょうけどね。
ラストのオチもかなり強引。
メインディッシュとされているコンビーフの訳がわかるんですが、それを知ってもなんの感動もなかった。
ラストをどう見るかで、なにもかも変わってきますが、たぶんラストはそういうことなんでしょう。
最後の数分が本当に大人の事情な映画になっているのかな。
と、イタリアオリジナル版のオチはどうだったかな？
忘れてしもた。
でもまあ、現代的な今風の物語です。
サクッと気軽にイライラする映画です。
■興行収入予想
興行的には、現段階では上映館数319館と拡大ロードショー。
1月8日からの公開で、新春第二弾の公開映画となります。
同日公開の拡大ロードショーの映画は、今作と「銀魂 THE FINAL」、「劇場版「美少女戦士セーラームーン Eternal」 《前編》」くらいなので1位のチャンスはありますが、正月明けも「劇場版「鬼滅の刃」無限列車編」がまだ強いか。
それとも「新解釈・三国志」が最後の一浮上をするか。
はたまた「銀魂 THE FINAL」がトップになるか。
うーん。。。まだやっぱり「劇場版「鬼滅の刃」無限列車編」かなぁ。
1月23日公開の「シン・エヴァンゲリオン劇場版:‖」までは、「劇場版「鬼滅の刃」無限列車編」が続きそうですかね。
てか、非常事態宣言の中、「シン・エヴァンゲリオン劇場版:‖」は無事に公開できるんでしょうか。
なので今作の1位はないです。
初登場6位スタートと予想。
最終興行収入は5億円と予想。
星2つ（5点満点）
★★
「おとなの事情 スマホをのぞいたら」公式サイト
「おとなの事情 スマホをのぞいたら」のパンフレットです！
イタリアオリジナル版「おとなの事情」はAmazonでプライム会員なら追加料金なしで観れます！
こちらはなぜか有料レンタル。
イタリアオリジナル版「おとなの事情」のDVDです！
光野道夫監督の「ヒーローインタビュー」です！
懐かしいですね！
光野道夫監督の「バースデー・プレゼント」です！
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東山紀之の舞台「ジャンヌ・ダルク」のDVDです！
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