「おいしい家族」や「君が世界のはじまり」の松本穂香がアニメ映画初主演を務める、池袋を舞台にしたオリジナル長編アニメ。
幼馴染の新に気持ちを伝えられない澪。
ある日、些細なことでケンカになり、仲直りをしようと雨の中を新のもとに向かうが、その途中で交通事故に遭ってしまう。
監督・脚本は、短編アニメ「奇魂侍」の瀬名快伸。
声の出演は他に、「シグナル100」「カイジ ファイナルゲーム」などの瀬戸利樹、土屋アンナ、山寺宏一、竹中直人、仙道敦子など。
主題歌はsaji。
音楽は斎木達彦。
日本映画
映倫区分はG
配給はラビットハウス=エレファントハウス
2020年作品
上映時間95分
舞台が池袋の恋愛ファンタジー映画です。
うーん。。。
あんまりだったなぁ。
内容としては主人公の澪が事故がきっかけで、あの世とこの世の狭間に滞在しその空間でこの世のに戻るためにあれこれするストーリー。
この世の戻る為に、様々な試練やミッションをクリアしてくんですが、これがあんまり面白くない。
言いたいことは「運命は自分で切り開いていく」というような事など思うんですが、そもそも主人公の劇中何でも連呼する「伝えたい事」というのは、「好きだ」という事で、きっかけというか軸となっているものがどうも普通というか薄い。
なので、こちらも、こんなファンタジーになってまでドラマにすることなんか?と思ってしまい、物語に入り込めない。
シーンやセリフに至る原因や動機がうまく表現できない。
というか、そこが描けていない。
だから共感もしなければ、感動もない。
なんか「君の名は。」や新海誠作品、「千と千尋の神隠し」や「打ち上げ花火」「HelloWorld」「ペンギン・ハイウェイ」「ワンダーランド」などのいいところを持ってこようとして、95分に詰め込んだ感じがした。
新鮮味もない。
この世の戻る為のミッションの決まりごと、設定が、上手く設定できてなく、どうも稚拙。
そこが面白くないから、物語全体の足を思い切り引っ張っている。
それに、ラストはめっちゃあっさりする。
とにかく何度も何度も連呼する「伝えたい事」というセリフにうんざりした。
そんなに伝えられないものなのか。
記憶がないというのが設定にあるのだけれど、どうもこの辺りもご都合主義な感じがした。
絵のクオリティももう一つ。
音楽もイマイチ。
セリフも、いいセリフを随所に散りばめて、結局印象に残るものがなくなっている。
なぜこの映画を長編の劇場用にしたのか、ちょっと疑問です。
とは言いつつ、ラストはほんのちょっと感動してしまいました。
ギリギリ観れないことはことはないけど、面白くはなかったなぁ。
■興行収入予想
興行的には、現段階では上映館数105館と普通規模のちょっと少なめ。
11月27日公開の同日ロードショー作品は、今作と「真・鮫島事件」、「10万分の1」、「アーニャは、きっと来る」、「劇場版HAYABUSA2〜REBORN」とどれも拡大ロードショーとは言えず、上映館数が少ない。
「STAND BY ME ドラえもん 2」がスクリーン過多でガラガラに見えるなど、話題になってますが、それでも前作の大ヒットには程遠い数字なので、コケている。といってもいいでしょう。
そんな中で、「劇場版「鬼滅の刃」無限列車編」がまだまだ強い。
今作は上映館数が少ないですね。
同じアニメでも、「鬼滅の刃」と比べると弱すぎる。
一部ファンがこぞって観にくる事もあり得るが、それは難しいか。
初登場9位スタートと予想。
最終興行収入は3000万円と予想。
星1つ半(5点満点)
★☆
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