「屍人荘の殺人」の映画レビューと興行成績予想
「第18回本格ミステリ大賞」など国内の主要ミステリーランキングにおいて、デビュー作としては史上初となる4冠を達成した今村昌弘の同名小説を、神木隆之介、浜辺美波、中村倫也の共演で映画化。
山奥のペンション「紫湛荘」で巻き起こる不可解な密室殺人事件の真相に、大学のミステリー愛好会に所属する自称“ホームズ”と“ワトソン”、そして同じ大学に通う美人探偵の3人が挑む。
監督は「任侠学園」などの木村ひさし。
脚本は「トリック」シリーズなどの蒔田光治。
出演は他に、葉山奨之、矢本悠馬、ふせえり、柄本時生など。
主題歌はPerfume。
日本映画
配給は東宝
2019年作品
上映時間120分
原作は未読です。
まず、原作ものなので映画に文句を言ってもしょうがないですが、絶対にありえない設定にドン引きしました。
非常に若い子向けの謎解きモノです。
推理ものが好きな人には、は?って感じになるのでは。
ありえない設定というのはここでは書きませんが、その設定で全てがありえなくなります。
なので、犯人の謎解きも、正直全然入り込めないし面白くない。
まさかの◯◯◯モノでした。
どうもコメディタッチで、ミステリー感はほぼない。
「トリック」の蒔田光治さんが脚本なのは納得できる出来です。
ストーリー的には良く出来ているとは思いますが、、全体的にかなり粗いよね。
早い段階で犯人がわかってしまうのも、どうかと。
楽しみがなくなった感がある。
なんか全体的に非常にマイルドな印象で、深さがない。
重さが全く足りない。
でもまあ、若い子向けですね。
冬休み映画としては、こんなもんでしょうか。
興行収入予想
興行的には、現段階で上映館数311館と多い。
今週の拡大ロードショーの同日公開には今作の他は「ジュマンジ/ネクスト・レベル」、「カツベン」、「ぼくらの7日間戦争」、「映画 妖怪学園Y 猫はHEROになれるか」、「映画 ひつじのショーン UFOフィーバー!」と多い。
正月興行も本格化してますが、でした。
結果、「ジュマンジ/ネクスト・レベル」が2位、「ぼくらの7日間戦争」は圏外、「カツベン」は8位、「映画 妖怪学園Y 猫はHEROになれるか」は4位、「映画 ひつじのショーン UFOフィーバー!」は10位でした。
21日・22日の週末の1位は「スター・ウォーズ」です。
今作は3位スタートくらいか。
いや、2位いけるかもしれない。
と予想しましたが、3位初登場でした。
しかも、動員では2位でした。
当たり!
2周目は5位にダウン。
現在、5億円付近。
若い子の動員が確実に出来れば、まそれなりには行きそう。
この年末年始はミステリーはないですからね。
粘りの興行が出来れば、15億円も夢ではない。
最終興行は14億円と予想したのですが、この出来じゃ10億円超えるのは厳しいですね。
8億円と下方修正します。
星1つ半(5点満点)
★☆