私は覚醒している間は、ずーっと口唇、口唇粘膜(唇の内側)、歯茎に

 

ジンジンと痛む自発痛と触れただけで切り裂かれたように痛む、

 

強いアロディニアがあります。

 

口唇から顎の先までは、べったりとガムテープを貼られたかのような

 

強い違和感と動かないのでは?と思うくらいのこわばり、

 

実際にかなり動きにくさを感じています。

 

しかし、話す仕事があるときや会議の前には、

 

(薬の影響で唾液の分泌が悪いのもあって)

 

キシリトールのガムを噛み、ガムが柔らかくなったら

 

悪い側に移して、咬合のリハビリを兼ねて上下にカミカミします。

 

単に上下をカミカミできるだけ。

 

つまり、食物を咀嚼するときのように(すりつぶすような動き)

 

奥歯を動かすことは全くできません。すごい激痛なのです。

 

悪い方の下顎の骨が割れそうになり、下顎の歯も全て激痛という状態。

 

これって、完全に口腔の機能障害だよね・・

 

悪い側では物が食べれないし、飲食物が悪い側にいかないように、

 

瞬間的に舌で健側に飲食物を移動させています。

 

これは知らずに身についた技。

 

また、以前もブログに書いていますが、不快感マックスは

 

口唇粘膜から歯茎、頬粘膜(つまり悪いほうの口の中)に

 

ガムテープを貼られているような違和感がずーっとあること。

 

だから、咄嗟に口を動かしにくく、言葉が出にくい、

 

この違和感は、口腔外科や抜歯する歯科医師には必ず経験してもらいたい

 

皆で唇から顎までガムテープを貼り付けて1日過ごしてみればよいのだ。

 

そして、経験してみた感想文でもらいたい気分です。

 

安易な抜歯や未熟な手技によって障害を負わせる可能性がある、

 

ということを歯学の基礎教育に入れて欲しい、と心から思います。

 

 

こんな状態だから、咄嗟に口を動かしにくくて言葉が出にくい。

 

極め付けは、私の場合、話すときに唇を尖らせる「う」、

 

口唇が横に伸展する「い」は大の苦手。

 

口を開けることも痛くで大変です。

 

とにかく「う」と「い」だけで強い痛みが誘発さます。

 

こんなこと、当事者しかわからず、自分にしかわからない機能障害です。

 

とはいえ、

 

薬の併用によって痛みのレベルを少し下げ、話す仕事ができるようになりました。

 

これだけでもQOLは上がりました。

 

当時は、一生、話すこともない人生を送るのか・・と悲観しました。

 

現在も薬がなければ会話や食事はおろか、下顎が割れるような激痛や

 

焼けただれるような痛みで半日も生きられませんが、

 

薬の併用によって普通に会話できるようなり夢のようです。

 

 

口唇の正常な機能を失ってみて、たくさんの機能があることに気づきました。

 

口唇の動きが悪いから、歯磨きすると悪いほうはダラダラ流れてしまいます。

 

味噌汁を飲むとき、具をこぼさないようにお椀に口をつけて

 

少しすすりながら食べていると思いますが、私にはできません。

 

だらだらっと垂れてしまうのです。

 

だから、人前で食べるときはすごく注意してこぼさないようにしています。

 

気を抜くと赤ちゃんの離乳食のように垂れてしまいますから。

 

ま、どれもこれも自分にしかわからない機能障害ですが、

 

それを他者に気づかれないようにしながら生活しています。

 

 

そうまでして仕事をしたいか?と問われると、「はい」です。

 

仕事をしていても自宅にこもりがちになった期間は随分ありますが、

 

それも自分なりにいろんなバランスをとっていたのでしょう。