俺は、自他とも認めるゲーマーである。


最近は時間が少なくなってきているけど、それでも昔から今にかけて、色んなゲームをやってきた。


主に日本のゲームがメインだけど、ごく稀に、いわゆる『洋ゲー』というモノもやる。


そうなると、海外や日本とでは、ゲーム事情や好みなどが、全く違うこともわかってくる。


今日は、そんな中で一つ代表的な、『箱庭ゲーム』というものを紹介しつつ、そういう『違い』をもわかってもらえたらなぁと思う。


箱庭ゲームは、一つの定まった舞台の中で、プレイヤーに非常に少ない制限(ないし何の制限もなく)、自由に行動できるゲームのことを指す。


日本で代表的な箱庭ゲームと言えば...


龍が如くシリーズ、喧嘩番長シリーズ、侍道シリーズあたりが主流だろうか?


有名なメタルギアソリッドシリーズやモンハンシリーズは厳密には違うけれど、この箱庭ゲーム的なニュアンスを強く持っている希有作品だ。


ジャンルはアクションじゃないけど、昔大人気を誇った『ガンパレード』シリーズも、一応箱庭SLGゲームに分類できなくはない。


一方、アメリカでACTゲームといえば、箱庭ゲームが主流で、スーパーマリオみたいなきちんとステージをクリアしていくゲームの方がむしろ少数と言っていい。


著名な箱庭ゲームといえば...


グランドセフトオートシリーズ、セインツロウシリーズ、ゴッドファーザーシリーズ...


ハリウッド映画の公開に伴いゲーム化されるタイトルも大体箱庭ゲームされるな。


スパイダーマンとかバットマンとかね。


なんで同じACTのジャンルなのに、ここまで違うかというと、


日本人は総じてRPGが好きってことからもわかるように、日本では、きちんとしたストーリーや、明確な目的を持つゲームが好まれる。

なので箱庭ゲームをプレイする際、『俺はなにをすればいいんだっ!?』という意見がもっとも多く見受けられる。


逆に海外では、自由性を、順番を守らなくてもいい、好き放題できる娯楽性を重視するきらいがある。

そんな人たちからすれば、よほどストーリーが秀逸、もしくはアクションが派手でなければ、ステージクリア式の普通のACTゲームは『ただつまらないだけ』になってしまう。


では、海外の箱庭ゲームと、日本の箱庭ゲームはどこが違うかというと、


まず行えるアクションが圧倒的に違う。


日本の暴力などに対する制限が厳しいというのも理由になるが、たとえば海外の箱庭ゲームは、街歩いてる人間を、好きに殴ったり、挑発したりはできるし、住人もプレイヤーのアクションに対しきちんとした反応を取ってくれる。

(もちろん、スパイダーマンなどのヒーローは、無闇に住人を殴ったりしないから、殴れないが/笑)


街の住人もAIがついていて、いきなりお互い殴りあったり、ちちくりあったりと、現実離れしたアクションを取るのも海外箱庭ゲームにしか見られない光景だ。


また、マップの広さ、リアリティ、移動範囲も段違いだ。

基本シームレス(場面ごとの読み込みを不要にすること)で、摩天楼や自由の女神の最上階まで行けたり、目に付く建物などは基本的に出入りは自由になっている海外ゲームに対して、日本の箱庭ゲームは基本的にストーリーを進めるために必要な場所しか開放されない。


個人的に日本箱庭ゲーム代表の龍が如くシリーズも、ほぼ忠実に○宿の街並みを再現してはいるが、やはりなんでもできるのかと聞かれたら、そうでもないと答えざるを得ない。


そしてキャラクターカスタマイズの違い。

こちらはゲームごとに違いがあるので、一概とは言えないが、やはりカスタマイズ性の高いツールは、それだけ色んな遊びができるのは間違いない。

また、ゲームの主人公を自分の分身と据えるプレイヤーにとって、やはりいじりたくなるのが人情だろう(笑)


最後に、ゲーム制限の緩さ。

チートコードなどと呼ばれる、公式的な裏技(マリオでいうと、土管を使ったステージスキップ)を用いて、世界の重力を軽くしたり重くしたり、キャラクターのサイズを大きくしたり小さくしたりと、プレイヤーの意思に任せて、ゲームに元々設けてある制限を取っ払う自由さを、海外の箱庭ゲームは持っている。


この箱庭ゲームの『破天荒さ』の違いが、直接的にプレイヤーの遊び心や想像力に影響を与えているわけだ。

たまに他人のプレイを見てたら、思わず噴出しそうなアイディアを度々目にするから、見ているだけでも相当面白い。


実際俺が家で遊んでいる時、友達から爆笑やツッコミの嵐を受けまくった経験もある。


以下が俺がニコニコ動画で見付けた、海外箱庭ゲーム『Saints Row2』のプレイ動画です。

↓  ↓  ↓

http://www.nicovideo.jp/watch/sm8580066


現在日本でも一部の人気を得た海外箱庭ゲームなんだけど、規制の厳しさもあって、やはり今ひとつ人気を得てないが、これはゲームに対するスタンスの好みの違いだから、やはり文化の違いは大きい(笑)


同じ理由で、日本での超大作でも、海外であんまり評価されない作品も多数あるし。


日本で絶大な人気を誇るモンハンシリーズも、海外においては実はそれほど普及しているわけじゃない。


http://www.gamespot.com/ps2/action/monsterhunter/review.html


こちらにはプレステ2のモンハンの海外レビューがあるが、細かいところを省くけど、当時は海外には『ゲームの化石になるほど古い』と評価されていた。


日本人がみんなでわいわいモンスターを狩って楽しめるソフトでも、海外の人から見れば制限が多く、どこが楽しいかわからないようだ。


もちろん、好きな人には好きだけど(笑)


個人的には、スタイルは違ってもそれぞれの良さはあるから、それをもっと受け入れてもらえたらなぁと思うけど、最近は少しずつであるが、それぞれの持ち味のゲームや作品が海外(及び日本)に浸透しつつある感じになってきているから、嬉しい限りだ。


ちなみにこれら海外の箱庭ゲームは、ナチュラルな英語を使っているので、英語のリスニング練習にはもってこいだ。

若干スラングが混じったりするけど(笑)


またマップは基本的に本物の街を似せて作っているから(本物の街そのものを使っている作品もある)、海外旅行気分にも味わえる♪


最後に、箱庭ゲームは、英語で通常『Sandbox Game』って呼ばれるけど、この『砂箱』は決しておネコさんのトイレじゃなくて、元々パソコン用語である。


不正プログラムを安全に運用させるセキュリティシステムらしいが、これを用いて、普段ありえないゲームの制限を取っ払う破天荒なゲームを、いつの間にこんな風に呼ばれるようになったらしい。


したがって、『Sandbox』と『箱庭』にはなんの関連性もないので、あしからず(笑)