二年以上ブログを放置して、脈絡なしに再開。
そのきっかけは、やはり四年に一度の祭典、ワールドカップ。
高校三年間サッカー部所属し、サッカーをこよなく愛する俺にとっては大事なイベント。
日本に帰化して、日本代表を応援してもなにもおかしくないしね!
(何気に帰化してから初のワールドカップ)
さてと、このタイミングでのブログ更新というのは、言うまでもなく、
昨日日本対ポーランド戦での結果について書くことがあったからである。
その試合はテレビでリアルタイムで見て、応援してたけど、最後の展開で、
「あー、これは明日荒れるなぁ」って思ってた。
実際見てたスポーツバー内で荒れてたしな。
そして案の定、今日のニュースではこの話題で持ち切りだった。
結果重視のスタンスにせよ、過程重視のスタンスにせよ、本来なら世間の意見としてスルーするとこだったけど、どうしても気になったのが、昨日の日本の戦い方に関して、「賛美」と「批判」しかなかったこと。
結論からいうと、俺自身はあの決断自体好むわけじゃないけど、理解はしているし、肯定してる方。
もちろん批判する立場もわかっているけど、目標は決勝トーナメント進出であれば、あの判断は批判されるものじゃないと思ってる。
けど、決して褒められるものでもないというのも強く思う。
あの決断は、「サッカー」を重んじる人ほど、批判されるものだと思う。
勝ち負けはもちろん、サッカーというスポーツで戦い、それの戦いを観戦する、つまりサッカーを純粋に愛する人ほど、受け入れられ難いモノだと思う。
けど、代表戦って、純粋なサッカーじゃない。
政治的な意味じゃなくて、やはり代表っていうのは、国全体を巻き込んでのイベントで、極論を言えば、サッカーの素人でも、ただ自国を応援し、勝ってほしいというのは大半を占める。
そういう人にとっては、サッカーそのものより、より高い順位に行く結果の方が大事。そしてそれをこなす選手も、決して無視できるわけじゃない。
純粋にサッカーだけを楽しむ人に、そもそも自国の期待を背負わないしな。
ワールドカップの観戦者のみんなが純粋なサッカー愛好者じゃない以上、グループリーグ進出に打てる手は全て正しいと、個人的に思う。
しかしそれを、「作戦勝ち」というのはおかしい。
日本のあの戦い方は正直、「作戦」じゃなくて、「博打」だから。
きちんと認識している人やメディアもいたけど(もちろん監督や選手たちも)、
あの場面でセネガルが同点に追いつかないという読みはできないはず。
というか、してたらセネガルに失礼すぎる。
アディショナルタイムだけならともかく、ボール回しが始まったのはゆうに10分以上という長い時間で、一点もぎ取るには充分すぎる。コロンビアも、仮に同点されたとしても二位に進出できるから、極端に引いて守備的になる必要もなし(まあ、店取れば取るほど、むしろ日本の手助けになるし)
確信を持って「セネガルはあのまま点が取れない」って打てる作戦じゃなくて、リスクは自分から点を取りに行くに比べて幾分かマシなだけの、勝算の低い博打。しかも外したらバッシングは恐らく史上最低のものとなる。
じゃあ、なんでその博打を選んだのか。
日本代表には申し訳ないけど、単純にあのままポーランドから点が取れそうにないから。
正攻法で点を取りに行くリスクより、守ってセネガルの攻撃(コロンビアの守備)に任せたリスクをとっただけ。つまり自分たちの攻撃力より、他者の試合展開の方が安定すると判断した。
他力本願、というより、自分たちの力量を見限った方がしっくりくると思う。
誤解してほしくないけど、ここまでの三試合、日本代表は頑張ったんだと思う。
予想以上に頑張ったんだと思う。
とてもいい試合をしたんだとも思う。
でも応援してるからって、贔屓してるからって、日本代表は強いのか?って聞かれれば、否と答えざるを得ない。
今まではハイリスクハイリターンの戦法で、リターンをもらった。
お膳立てられた試合もあった。
今大会は、日本の実力で勝ち取った試合は一つもなく、昨日の結果を含めて、今大会の日本代表は「持ってる」ってことだと思う。
そんな状態で、次のベルギー戦ではいい試合をしてほしいし、勝ってほしいと応援もするけど、勝てるとは口が裂けても言えない。言える理由も理解できない。
なまじ自分もサッカー経験者だし、無責任で盲信的な崇拝は応援だとは思わない。
まあ、ここまで言わなくても、そんなの百も承知だわいってのがあるかもしれんが、だとしたら批判するのは当然なしで、褒めるのもおかしいと思う。
選手たちや西野監督のインタビューを見る限り、一番歯がゆい思いをしているのは現場の方で、批判については受け止めてる姿勢であるけど、褒められると余計辛いかなと感じる。
粛々と結果だけを受け止め、さっさと切り替えて次のベルギー戦に目を向け、昨日の戦い方をさっさと忘れたらいいんじゃないかな。
時間が経てば、この戦い方よりグループリーグ突破の事実だけが残るから。
ベルギー対イングランド戦もそのまま見たが、ベルギーはさすがに強い。
日本は今ではハイリスクをおかして敵に守備陣をこじ開ける力をつけてきていると思うし、例年のワールドカップと比べてシュートで攻撃を終わらせることが多いけど、それでも守備を確実にこじ開けるのに苦労している節はある。
決定力不足、じゃなくて、守備のこじ開けがまだ甘いから、フィニッシュは最善の形に持っていけない。香川選手が攻撃を変化つけていかないと、サイドから真ん中にボールを放り込む、なんとか中に切り込むパターンが目立って、コロンビア、セネガル、ポーランドのように、一回の攻撃で怖さを植え付けることはない。
加えてベルギーには守護神クルトワを擁してて、日本のこれまでの相手はコロンビアのオスピナ以外、世界トップのキーパーを相手にしていない。守備陣をこじ開けても絶対的なシュートを防ぐ守護神を更に下す…イングランドの方がまだ気が楽ってのが本音。
守備の方も、ミスやセットプレーからの失点が多いのが気になる。セットプレーなので防ぐ方法を確立したら攻撃も安心するし、勝率はぐーんと上がると思う。
ようやく掴んだ決勝トーナメントのチケット。ベルギーをもし下したら歴史に名を刻めるし、ここまで天が日本に微笑んでる。実際、大会開始まで誰も期待してなかったのに、手首がさぞ痛かっただろう(笑
「持ってる」モノをフル活用して、ぜひ行けるとこまで行ってほしいと思う。