悪ぐち

一昨日の名古屋は、体験したことのないような大洪水。

全ての道が水の中。

河川は溢れ、
道が見えなくなっているところもある。

マンホールからは水が噴き出し、
新堀川へは、見たことのない勢いで水が排水されている。

本当に地獄絵図。

……うち以外。

そう。

テレビやSNSで見る光景とは大違い。

うちの周りは、全く何もない。

親戚一同、誰も被害なし。

そんなことあるんだね。

それはそれとして。

あるお方から連絡が来た。

「にゃんごさん!あなた、〇〇さんにめちゃくちゃ言われてますよ!」

「ろくなヤツじゃない!付き合ってはいけない!って」

はぁ?

「あー、〇〇ちゃんでしょ?」

「そうそう!もう酷いこと言われてましたよ」

んー。

でもね。

僕、その人と一度しか会ったことないのよ。

「いやー、それでもめちゃくちゃ言ってましたよ……」

もし、そうだとしても。

今、僕はその人の連絡先も知らない。

だから言い返すこともできない。

というか……

そもそも、そんな知らない人に何か言われても、何とも思えないんだけど(笑)

不思議なんだよね。

過去にも、一度しか会っていない女性にめちゃくちゃ悪ぐちを言われたことがある。

連絡先すら交換してないのに……。

もう連絡する予定もないなら、それで良くない?

僕はね、

悪ぐちって、言っている人のほうがダメージが大きいと思うんだ。

僕は誰も騙してないし、
悪いこともしていない。

だから何か言われても、怒ることもない。

だって、そこに僕の知っている「本当」が何もないのだから。

「あの人とにゃんごさんは喧嘩別れした」

とか、

「あの人とは揉めてる」

とか。

そんなの、一つもないよ。

合わないから連絡しない。

ただ、それだけ。

もっと言えば、

僕は人と付き合うときに、

その人が「僕にどれだけのことをしてくれたか」なんて、一ミリも気にしていない。

ご飯をご馳走してくれたとか、

仕事を紹介してくれたとか、

僕のために何かしてくれたとか。

そんなことで人を好きになったり、
信用したりしているわけじゃない。

僕が見ているのは、

その人の生き方とか、

人との接し方とか、

何かあったときにどう振る舞うのかとか。

そういう「人としての様」なんだと思う。

だから、

僕にどれだけ良くしてくれても、

周りの人を雑に扱う人だったり、

自分の都合が悪くなったら誰かの悪ぐちを言ったり、

人の家や事務所で大騒ぎしたり、

取引先にまで連絡して相手を困らせようとしたり。

そういう姿を見たら、

「ああ、この人とは違うな」

と思う。

逆に、

僕に何かしてくれなくても、

人として素敵だなと思う人はいくらでもいる。

人間関係って、

貸し借りじゃないからね。

いくら取り繕っても、

違うものは違う。

僕は、そこで喧嘩をしようとも思わない。

相手を変えようとも思わない。

ただ、離れる。

それを「冷たい」と感じる人もいるのかもしれない。

それは仕方のないこと。

僕は、好きじゃない人と無理して絡むことはしないからね。

嫌いな人のことを考えて、

嫌いな人の話をして、

嫌いな人のために時間を使う。

それって、もったいなくない?

だから悪ぐちを聞いても、

「あー、そうなんだ」

で終わる。

僕の人生の時間まで、その人にあげる必要はないからね。
自然も大切だけど、自分も大切に

昨日は横浜。

新幹線でブーンと走る。

横浜駅に新幹線があれば、もっと便利なんだけどな…。

家からちょうど2時間くらい。

昨今のホテル価格の高騰を考えたら、日帰りも当然の選択だ。

お盆の始まりなので少し余裕を見て動いたけど、夕方には名古屋へ戻ってきた。

さて…。

「明日なら会えます。」

別の投資家から連絡が入る。

場所は大阪。

駅から少し離れている。

んー、車だな。

名古屋から大阪なら国道でも行けるので、高速道路を使わない人も多い。

たまには深夜に走ってみるか。

そう思って出発した。

本当に快調。

高速道路を使わない人が多い理由もよく分かる。

国道は信号も少なく、ストレスフリー。

しかし…

嫌な予感。

渋滞ではない。

カーナビが山道っぽいルートを案内している。

車の運転は好きなので、カーブや坂道は問題ない。

問題は……

鹿。

予想は的中。

深いカーブの先や道路脇、あちこちに鹿が現れる。

あー、無理ゲー。

運が悪ければ避けきれない。

約1時間の間に10頭ほどの鹿と遭遇。

ドキドキを通り越して、だんだん笑えてくる。

他の車に先を譲ろうとしても、皆さん知っているんだね。

絶対に抜いてくれない(笑)。

「先頭は任せた!」

そんな空気が伝わってくる。

とりあえず全力集中。

お前らなんかに負けないぞ。

きっと奈良県、滋賀県、大阪府の県境あたりなんだろうけど、あんなに鹿がいるとは思わなかった。

自然も大切。

でも、自分も大切に。
天空よりも、タナ・アバン

ジャカルタでは、いろいろなホテルに泊まった。

でも、ミャンマーに長くいたせいか、どうも大都会が合わない。

ならば、天空のような高い場所ならどうだろう。

そう思って、パークロイヤルに滞在したこともある。

80階以上……正確には何階建てか分からないけど、絶対に少し盛ってると思う。笑

ほかにも、ショッピングモールに隣接したホテルや、モールの中にあるようなホテルも試した。

でも、よく考えたら、そんなに毎日ショッピングモールに行かない。

食事だって、毎回レストランである必要もない。

どこでも住めば都。

それは確かにそうなんだけど、

「今、僕はセレブな生活をしたいのか?」

そう問い直すと、少し違う気がした。

キラキラした生活。

悪くはない。

でも、それをジャカルタでしなくてもいい。

もちろん、考えは変わる。

高級ホテルに住むこともあるかもしれない。

でも今は、少しミャンマーが懐かしい。

毎日、一生懸命に生きていた日々。

今では考えられないほど、たくさんの人と出会い、我武者羅に毎日を過ごした。

無理したな。笑

過去の僕は、頑張りすぎて空回りしていた。

今も頑張っている。

でも、今は少しずつ歯車が噛み合ってきた気がする。

だから今は、あの日々を思い出しながら、新たな挑戦をしている。

生き延びたい。

生き延びたい。

やわらか戦車みたいな生き方は、そろそろ終わり。

その始発点に選んだのは、ジャカルタのタナ・アバンだった。


ここは、住むにはちょうどいい。

ヤンゴンのユザナプラザみたいな衣料問屋の街。

数えきれないほどの服屋さんが、昔の香港の九龍城のように、ツギハギだらけのビルの中にひしめき合っている。

マニアすぎる説明だね。

でも、それも僕の歴史だ。

その街にあるアシュレイホテル。

狭すぎず、広すぎず、ちょうどいい。


タクシーも、バジャイも、バイタクも山ほどいる。

何より、朝食がおいしい。

高級ホテルより、確実においしいんだよね。

飽きた時には、朝中華のお店もすぐ近くにある。

駅も近い。

5分も行けば、グランドインドネシア。

レストランもある。

屋台もある。

マックもある。

そして何より、野良猫がいっぱいいる。

コンビニいく間に10匹はいる。

癒されるねー。



なぜか野良人もいる。笑

この人たちは、屋台の人たち。

その場で働いて、その場で寝る。

The その日暮らし。

アジアだわ。

でも、それがいい。

治安は正直、よく分からない。

でも、問屋街の奥に入りすぎなければ、スリに遭うこともない。

みんなニコニコしている。

少なくとも僕は、怖い思いをしたことがない。

高級ホテルの安心感もいい。

でも、今の僕に必要なのは、整いすぎた快適さではなく、

少し雑で、

少し人間くさくて、

少し懐かしい場所なのかもしれない。

タナ・アバン。

今の僕には、ここがちょうどいい。