基準は「普通のこと」
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高市政権は嫌いじゃない。
でも「レアアース深海採掘」は正直、頂けない。
高市政権の方向性自体は、決して嫌いではない。
むしろ応援している部分も多い。
ただし——
レアアースの深海採掘の話だけは、どうにも違和感が拭えない。
日本周辺、水深6000メートルの深海の泥からレアアースを採るという構想。
冷静に考えて、民間で採算が取れるとは到底思えない。
せいぜい、
国家予算を持った研究チームが
「限定的・実験的」に採取できる、というレベルだろう。
なぜ現実的ではないのか
理由はシンプルだ。
水深6000メートルの圧力に耐えうるパイプやポンプ。
これが、すでにコスト面で現実的ではない。
技術的に「不可能」ではない。
だが、コストバランスがまったく合わない。
つまりこれは
「できるかどうか」の話ではなく
「事業として成立するか」の話だ。
そして、もっと大きな問題
もう一つ、見過ごせない点がある。
未開発、未研究の深海の泥を
大規模に吸い上げて——
本当に地球の生態系に影響はないのか?
誰が、それを断言できるのだろう。
日本国内だけの話では済まない。
これは確実に、世界中から反発を受ける。
スターリンクの例を見れば分かる
スターリンクが成立しているのは、
あれが「アメリカだから」できているだけだ。
もし同じことを日本がやろうとしたら、
環境、規制、世論——
間違いなくボロクソに叩かれて、実現できなかっただろう。
今は、選挙の空気がすべてを覆っている
今は選挙前。
だから誰も、この違和感を口にしない。
でも、はっきり言う。
あの関連株を買うのは危険だ。
投資ですらない。
ギャンブルにもならない。
仮に、すべてがうまくいったとしても…
仮に、
・レアアースが見つかり
・採掘に成功し
・事業として成立したとしても
その瞬間、
中国が20分の1の価格で市場に出してきたら?
それでも、国産を使うだろうか。
答えは、ほぼ決まっている。
火を見るより明らか
技術論ではない。
理想論でもない。
これは現実の話。
金の高騰に感じる、どうしても消えない違和感