12月10日~約3週間待てど暮らせど鰰は当地方に来ない、近くの沿岸で先日刺し網で40㎏の鰰が掛かり、いよいよかと胸を躍らせ日夜釣り道具と竿仕掛け一式常に車に詰め込み臨戦態勢であったが、鰰の機嫌はどうしたものか一向に接岸の気配が全く感じられないのである。
日夜偵察出動でホトホト疲れました、12月20日待ちきれなく後輩が男鹿北浦漁港の隣にある相川漁港に鰰釣りに乗せて貰いかろうじて鰰オスだけ37匹釣る事が出来感謝でした。
あの鰰釣りが無ければ全くのボウズでした。
釣り歴50年未だかつてこんな事は無いのが現状だ、やれ地球温暖化とか海水温度高いとか、生息域がどうのこうのと言う世の人はいるが、海水温度高いとの事だが現実は10度で、鰰の接岸目安の13度は大きく下回り問題の無い海水温度なのだ、しからばどうした、ハタハタとなるが、色んな学識研究者とか毎年ごもっともらしい話を持ち上げてはいるものの、結果は何にも答えにはなっていないのが現状です。
私は学識者でも専門分野の知識有る訳ではないが、個人的には、一つは乱獲と思う、漁師は年々資源が少なく顕著に表れてるのにも関わらずで右肩下がりでも目くじら立てて眉間に鬼の形相の血まなこで我関せずで毎年漁師は一網打尽です。
しかもハタハタの網目を大きくしメスしか掛からない仕掛けで底引き網や定置網、沿岸の刺し網で待ち受けてるのです。
産卵目指して遥か500m~200mの海底からオスとメスが一斉に接岸し卵を磯の藻に産み付ける為に来る所を、大きかろうが小さかろうが何でも獲るのが悪徳漁師です。
これでは一年魚も6㎝の鰰もたまったもんではありません、もはや越後屋も悪じゃのうの世界です。
正に孫子殺しの魚の枯渇の大問題です。
かつて北海道のニシンもその通りで乱獲がた祟り激減の一途を辿ったのであります。
過去に秋田県では平成4年~平成7年ハタハタの激減で全面禁漁とした時期がありました。
こういった措置は数年前から全面禁漁にすべきだったのです。
今からではもう手遅れであります、しかも県民魚と歌い文句に掲げてるのは、秋田県で、県知事、県議会、市議会、秋田県漁業組合、漁師である事を全員が忘れ目先の鰰の乱獲を黙認してきたツケが今来てる事を知らない輩たちが私達県民、市民を苦しめている現状です。
海は漁師の物ではありません、国民、県民、市民、皆の大事な物です、勝手に机の上で論議して漁師の言いなりに事を運んでいいのか、しかも皆さんの税金であのデカイ漁港に湯水の税金を注ぎ込み、県全体で自分の金の様に自由に何十億円も使い、自分勝手に鰰が来ないなんぞ、何をほざくかと言いたい。
育てる漁業どころか、獲れるものは根こそぎトコトン獲るのが、秋田県と秋田県の漁業関係者、漁師の方針でこんな事が堂々とまかり通るので良いのでしょうか
こうして私は何十年もハラワタ煮え繰り返す程です。
こんな事は果たして県民、一般市民、町民の皆様はどれ程実情を把握しておられるでしょうか、今一度考えてみてはいかがでしょうか。
このままでは二度とはハタハタは食卓に乗らない時が来るやも知れません。
鰰を食べなくても生きては行けますが、子供の頃から親しんで来た、愛着のある鰰は私に取っては年末年始には欠かせない魚「鰰」正に神の魚と書くのですから。
ほんと情けない話であります。
12月20日男鹿北浦漁港隣の相川漁港の岸壁で鰰釣り
相川漁港生憎の寒い風雪の中の鰰釣りでした、珍しく20㎝程の積雪でした
かろうじて今年初で最後の鰰となりました鰰オス36匹、メス1匹は産卵終えた1匹釣れました
その日私が2匹、家内が2匹ハタハタの塩焼き美味かった、ほんとはネバネバのブリコが食べたかった
マリーナ入り口の民家全体に毎年クリスマスイルミネーション点灯
金浦漁港の隣の「飛漁港」昨年は辛うじて鰰35㎏ここで釣ったが今年はゼロ
毎年ハタハタ釣りで賑わう飛漁港
島式「道川漁港」閑散
道川漁港内には鰰定置網を設置
平沢漁港の隣にある「鈴漁港」前は産卵終えた鰰のメスの卵「ブリコ」がマリモの様な円形した卵が波打ち際の深さ50㎝程も積もる程漂着したものです
南極観測隊員~地元出身の「白瀬中尉」を称え南極のペンギンのモチーフが金浦駅前に建立された
平沢漁港のただ1隻の底引き船
笑わない我が家のドラ猫