論文作業、おつかれさまです。
今頃、目次づくりに苦戦している方も多いのでは。
論文の流れを考えるとき、適切な考え方は次のうちどれでしょう?
1.論文は研究の集大成だから、思いつく限りのことを入れるようにする。
2.論文では、1つのことを明らかにすればよいのだから、なるべく余計なことは入れないようにする。
さて、どっちでしょう?
・・・。
・・・。
良い論文にするためには、2.の考えを念頭に置くことが大切です。
なぜなら、論文は、研究の成果を示すものであって、知識の多さを競うものではないからです。
でも、どうしても、1.のように、「論文=集大成」と考えたり、「規定の文字数に到達させなければ!」と焦るあまり、「盛りだくさん」の目次案になってしまいがちです。
その場合、あなたは教授からこんな指摘を受けているかもしれません。
・抽象的
・絞り込みが足りない/広すぎる
・(目次や流れなどが)練られてない
・何が言いたいかわからない
・主張が見えてこない
・・・。
もし、当てはまるものがあれば、項目を「足す」のではなく「引く」作業をしてみましょう。
まず、論文の目的(何を明らかにするか)を念頭に置いて、「これがないと目的にたどり着かない」という「幹」になる部分のみを残します。
そうすると、論文の大まかな流れが見えやすくなります。
そのうえで、再度、検討して、どうしても必要と思った項目を付けていきます。
何かヒントになることがあれば、取り入れて頂ければ幸いです。