論文の孫引き判定 | 論文の書き方ブログ

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論文の孫引きについてのご質問をよくいただきます。

「孫引き」とは、何かの文献を引用するとき、その文献から直接引用するのではなく、間接的に引用することです。

では、問題。

次の2つの場合、「孫引き」はどちらでしょう?

1.田中(2010)によれば、佐藤(2000)は、「*******」と述べている(田中,2010)。

2.佐藤(2000)は、「*******」と指摘している(佐藤,2000)。


1.の場合、佐藤(2000)が述べている内容を書いていますが、参照したのは田中(2010)です。

2.の場合は、佐藤(2000)を参照して、佐藤(2000)が指摘した内容を書いています。

もう答えはわかりますね。

正解は「1.」です。


もし、佐藤(2000)が述べていることを自分の論文に盛り込みたいなら、仮に田中(2010)で見つけた見解であっても、きちんと佐藤(2000)を確認しなければなりません。

面倒だな、と思われるかもしれませんが、「1.」のような書き方をしていると、「孫引きだよ!」ツッコミどころ満載になってしまいますので、十分注意しましょう。

では、また!


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「孫引きって何?」
→ http://ameblo.jp/ronbun-support/entry-12147713789.html

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