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こんにちは。
今回は、ほんのちょっとだけ気を付けることで読みやすい文章になるコツをお伝えしたいします。
1.ねじれ文章 ― 主語は誰?
あなたの論文は、「ねじれ文章」になっていませんか?
ねじれ文章とは、主語が目まぐるしく入れ替わる文章です。
例えば、こんな感じです。
「先週の授業で、今度の試験でこの問題を出すと言っていたが、確かに試験に出ていたが、答えられなかった」。
この文章を、読点(、)ごとに分けてみましょう。
①先週の授業で、今度の試験でこの問題を出すと言っていた
②確かに試験に出ていた
③答えられなかった
この文章には、まったく主語がありませんが、実は、3つの主語があると考えられます。
それぞれ主語を入れて書いてみましょう。
①先週の授業で、先生は、今度の試験でこの問題を出すと言っていた
②確かに試験にその問題が出ていた
③自分(私)は、答えられなかった
これらをつなげると、以下のようになります。
先週の授業で、先生は、今度の試験でこの問題を出すと言っていたが、確かに試験にその問題が出ていたが、自分(私)は、答えられなかった。
これで、主語が入りましたので、誰の行動であるかがはっきりしました。
ただ、もう一つ気になるところがあります。
それは、「~が」という接続詞が、1つの文章に2回出てくることです。
しかも「~が」は、逆接の接続詞です。
ということは、その前後が反対の意味になっていなければなりませんが、この文章は、そのようになっていません。
つまり、先生が「この問題を出す」と言っていたが、と書いてありますので、この後には、「試験にこの問題が出ていなかった」となるのが普通です。
でも、問題は出ていたわけですから、正しいつなぎ方ではありません。
この場合、以下のような修正文が考えられます。
先週の授業で、先生は、今度の試験でこの問題を出すと言っていた。確かに試験にその問題が出ていたが、自分(私)は、答えられなかった。
このように、文章を2つに分けると、違和感がかなり薄れます。
ちなみに、最後の主語は「自分(私)」としましたが、論文では、自分のことを「筆者」と書くことが多いです。
以上、簡単ですが、わかりやすい文章を書く時のコツについて考えてみました。
文章を書いてみたけど、行き詰ってしまった、あるいは、先生に提出したけど、「なんかわかりにくいね」と言われたという場合に、ぜひ、一度、チャレンジしてみることをお勧めします。
ただし、ここでお話ししたのは基本的なことですので、詳細は担当の先生とご相談頂ければと思います。
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