こちらの女性のモデルさん
若い頃に比べると髪質がかなり変わってしまったようです。
原因は色々あると思います。
1、カラー頻度が高い
2、イルミナカラーを多用している。
3、イルミナカラーのハイトーンを多用している
4、アルカリの残留
5、毎日のアイロン
特にイルミナカラーでかなり髪が削られている印象がありました。
毛が広がり、毛先がほわほわしてしまっております。
これを抑えるために毎日アイロンをしてしまう。
この悪循環です。
以前のブログでシステアミンが効きにくい髪質というのを書きましたが、まさにこの方も効きにくい髪質です。
そしてこちらが施術後
まとまりは出ましたが毛先のほわほわは抑えられません。
ちなみに使った薬は
根元 ph6.7 システアミン
毛先 ph4.5 システアミン
根元から切れているので確かに難しいことは難しいと思います。
全体的に、こういった根元から切れてしまっている方は濡れているときにかなりブラッシングしている方が多いイメージです。
やはり硬い髪、乾燥毛にはシステアミンは少し相性が悪いかもしれません。
正直なところシスチン結合(s-s結合)があるのかもわかりませんが、効きやすい、効きにくいは必ずあります。
この方はチオがかなり有効に効きます。
いわゆる
チオグリコール酸
チオグリコール酸グリセリル(GMT)
になります。
傷んでいる髪の毛にはコスメ系(化粧品登録)、いわゆるシステアミンを使う方が多いと思います。
コスメ系のシステアミンは意外とphも高く、還元値も高く設定されている場合が多いので注意が必要です。