講師の中島基浩です。
役所は定時時間で勤務する場合がほとんどです。
国家一般職、地方上級、市役所など、役所によって違いはあれ、9時前後に出勤し、6時前後に帰宅する。間に1時間ほど休憩があるというのが定例です。
ただ役所も例えば予算作成期などの繁忙期であるとか、突発事態などがあったりすると、時間外勤務、休日出勤などを余儀なくされます。
この場合、時間外手当が支給されるでしょうから、ブラック企業のようなサービス残業ということはありません。
私のいた役所はどうでしょうか。
なんやかんやで仕事が常態的に残っている状態で、1年目の職員は終電帰り、総務の上司は未明にタクシー帰りといった具合でした。
課の隅のコーナーに各自の勤務時間を記録する紙が貼られていて、月曜は12時30分、火曜は12時30分、水曜は9時、木曜は12時30分、金曜は12時30分という具合に、帰宅時間を記録していきます。
総務の上司は、自分の分は付けずに、月末に用紙を回収する際に、手持ちのメモ帳から帰宅時間を転記していました。
人情味の厚い上司だったので、正直に書くと課員が引いてしまうので、最後にまとめて記入していたのだなあと思います。
では残業代はどうなっていたのでしょうか。
霞が関で残業代が100%出るのは、大蔵省主計局(当時)だけです。
残りは大蔵省との距離によって残業代は決まっており、私のいた役所はざっくりならすと、残業代はマクドナルドの時給より低いくらいです。
ゼロではありませんが、これくらいの手当をもらって残業するくらいだったら、早く帰りたいというのが正直なところでした。
最近はだいぶ改善されているようですし、霞が関以外の役所、市役所などはまた違った事情になっていると思います。
寒くなり冬らしい気温です。
クリスマスやお正月など、浮かれやすくて何となく集中できなくて…。
受験生にはサンタクロースもお年玉もありません。
合格したら、クリスマスやお正月はいくらでも楽しめます。
年末年始はまた来るのですから、今年のこの1回の年末年始は計画を立てて、みっちりと勉強しましょう。
がんばって。