就活をどうするか | 中島基浩公務員試験合格ブログ

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公務員試験講師歴24年、「文系のジェネラリスト・試験のスペシャリスト」の講師中島基浩が、公務員試験受験生に有益な情報を提供します。「語呂合わせで急所をチェック 公務員試験」(文芸社),「全体の奉仕者への道~知って得する!公務員試験のヒント」(GalaxyBooks)発売中。

 講師の中島基浩です。

 

 当ブログの読者の皆さんは、公務員試験専願の方が多いように思います。

 しかし、就活も並行しているという方も少なからずいらっしゃるでしょう。

 人生は1回しかありません。

 公務員に専念するか、民間の就活も行うかというのは、なかなか決断が難しいでしょう。

 

 就活をすると面接は明らかにうまくなります。

 また、首尾よく内定を獲得すれば、来るべき公務員試験の面接において、自分は優秀だという証にもなります。

 そういうメリットはあるにしても、単純に公務員試験の合格確率として言うならば、就活を敢えてするメリットはあまりないように思います。

 新卒応援ハローワークなどを利用すれば、面接対策で就活併願組に遅れを取ることはないですし、確かに民間の内定が証になるとはいえ、内実を伴った人材ならば公務員試験の面接でまっとうに評価されるものです。

 

 ただ公務員試験における就活のメリットを求めて就活するというのは、やや考えものです。

 本当に民間企業で働きたいと思うのなら、就活すればいいですし、そこは自分の本心を優先させてください。

 昨今では、民間企業も公務員もかなり業務がクロスオーバーしていて、自分の希望する仕事が公務員でも民間企業でもできるという場面が多くなっていると思われます。

 その意味では公務員と民間企業を二者択一的に考えるのは、もう古いのかもしれません。

 

 実践的に言うと、就活は業種、地域を絞ることを推奨します。

 業種は、例えば地方自治体の場合は、地方の金融機関などがわりと業務が重なるように思えます。

 地域は、文字通り受験する自治体に根付いている民間企業ということです。

 また、創業三十年というのを一つの目安にしてください。

 ベンチャー企業も魅力があります。

 しかし、激動の平成の三十年間を乗り越えたというのは、一つのよい指針です。

 いろいろな世代の人からアドバイスをもらって、悔いのない決断をしてください。

 

 公務員試験専願という方は、とにかく筆記の勉強ができるときは、筆記試験の勉強に専念することです。

 就活などに心を奪われるかもしれませんが、とにかく筆記試験を勉強してください。

 私も公務員試験の受験前は、1日24時間公務員試験に集中していました。

 周りの友人は就活などをしていましたが、そこは一種の賭けでしたが、公務員試験に専念していました。

 私が何とか筆記試験を突破できたのも、一つは直前の集中にあると思います。

 直前に就活などもしていたら、おそらく公務員試験も突破できない、就活もうまくいかないと、二兎を得られなかったと思います。

 迷うのは当然です。

 しかし、そこは心を公務員試験に向けて、何とか勉強に集中してください。

 

 本試験が迫ったり、もう間もなくという方が多いでしょう。

 日曜日の本試験に向けて、うまくピーキングをしましょう。

 本試験の日曜日が絶対の目標で、そこに至る1週間ごとに日曜日に何回か中間目標を設けるという感じで過ごすといいでしょう。

 中間目標の日曜日に、手段としてピーキングを行って、そして目的としてのピーキングは、第一志望当日の日曜日に行いましょう。

 焦ったり、弱気になるのは、ある意味当然です。

 そういう弱さも含めて、自分自身を受け止めていきましょう。

 ここまでがんばったからこそ、プレッシャーを感じたり、焦ったりするのです。

 ネガティブになるのも、がんばったからです。

 ここまでの努力が、皆さんを本試験での合格に導くはずです。

 がんばって。