役人=役の人 | 中島基浩公務員試験合格ブログ

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公務員試験講師歴23年、「文系のジェネラリスト・試験のスペシャリスト」の講師中島基浩が、公務員試験受験生に有益な情報を提供します。「語呂合わせで急所をチェック 公務員試験」(文芸社),「全体の奉仕者への道~知って得する!公務員試験のヒント」(GalaxyBooks)発売中。

 講師の中島基浩です。

 

 役に人と書いて役人です。

 役人にとって、役=ポジション、所属部局は非常に重要です。

 このことは、外部の人と接するときにも言えます。

 

 私が役所で1年生をしていた時に、青年招聘の仕事で民間企業の重役と仕事をすることがありました。

 私は1年生で、先方は社会的地位ある重鎮です。しかし、外務省と会社という関係になれば、年齢は関係なくなります。先方は私を1年生とみなすのでなく、丁寧に接してくれました。

 私は、先輩の引き継ぎファイル通りの対応をし、何とか仕事をしたのですが、今にして思えば私の方も、もっと礼を尽くすべきだったと思うのです。

 礼状にしても、手書きでメッセージを添える等、手書きの部分も課内で決裁を取らなければならないにしろ、そういうこともすべきだったと思います。

 

 民間の会社の方は役人に対して、丁寧に接してくれます。しかし、それは皆さんに頭を下げているのではなく、皆さんのポジションに頭を下げているのです。

 このことを勘違いして、民間の人を低くみるようなことがあってはいけません。

 皆さんも役所の一員になったら、外部から見たら1年生も何も関係ありません。そのポジションの人です。

 いずれにしろ、試験に合格した瞬間から、公務員としての自覚を持ちましょう。周りは皆さんを「~庁のXさん」とみなすことになります。

 

 月が変わって、勉強も一段と加速。

 がんばって。