1点でなく、1分にこだわれ | 中島基浩公務員試験合格ブログ

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公務員試験講師歴23年、「文系のジェネラリスト・試験のスペシャリスト」の講師中島基浩が、公務員試験受験生に有益な情報を提供します。「語呂合わせで急所をチェック 公務員試験」(文芸社),「全体の奉仕者への道~知って得する!公務員試験のヒント」(GalaxyBooks)発売中。

 講師ろなです。

 

 公務員試験、特に教養試験は、大抵の人にとっては時間が一番の制約要素になると思われます。知識ではありません。「分かっているのに、時間がなくて解けない」「時間があれば、解けるのに」という事態が頻繁に起こるのです。

 

 教養試験を本試験で解く場合の時間制限は、知識系は1問1分、知能系は1問3分30秒を厳守して下さい。

 大抵の職種、自治体の試験の場合、この時間制限でたぶんギリギリだと思います。

 知識系は問題に没頭すると、すぐ2~3分経つので注意して下さい。

 

 問題を解くと、どうしてもその1問にこだわってしまいますが、試験では、マイナス1点なんてどうってことありません。みんなができないような難問で、1点失っても何も痛くありません。そこで失った時間が痛いのです。

 5分も使って難問が取れなかったのならば、マイナス1点でなくマイナス5分が痛いのです。

 そこで失ったマイナス5分は、最後の数的処理の検算とか見直しとかに、必ず響いてきます。試験とはそういうものです。

 

 目の前の1点でなく、そこで何分使ったか、という視点は、本試験では忘れないで下さい。模試の時から、意識できるといいでしょう。

 間違う時も、何分使って間違うかが、大事です。

 間違うなら3秒で間違えましょう(無理だけど)。

 最悪なのは、ああだこうだと5分も考えて、間違うのが最悪です。

 そうです。間違ったマイナス1点じゃなくて、マイナス5分が痛いのです。

 本試験の1分は、黄金の1分です。

 間違い方が大事です。

 間違うのなら3秒で。

 このことを、忘れないように。

 

 9月にしては、記録的な暑さだそうです。

 もう一踏ん張り。

 がんばって。