真顔   誰かに聞いて欲しい独り言


薬飲むの、イヤイヤ期(笑)


母の人間ドックの血液検査の結果は花丸💮で、母の日頃の努力や食事管理からの結果で安心しながら、思う事があります。

89歳の母の老い

70歳を過ぎると、歳を重ねる毎に見えないオモリが増えていき、その重さで身体が重くなり、動きも緩慢になっていくという。

確かに、最近の母の寝姿を見ていると今までの母とは違う老いを強く感じる。

母の口癖のような「来年はないかな」や「怠くて、調子が凄く悪い」と寝ている日が増えて朝は「おはよう」のかわりがどこかの不調を言います。


お買い物に行くと、母と定番のランチラブラブ


89歳の母が、トイレも自分で行け、お風呂もはいり、通院やお買い物、美容院にも自発的に行け、お散歩や体操で自己管理をして自分の今を努力して守って過ごしてくれているだけで凄い事だと思うし、そんな母には敬意を持ち感謝もしている。

だから尚更なのか、いくつになっても母に甘えて、母の老いに対して優しくなれない心狭い私がいる。

母は最近「物忘れ」が顕著で、自分が言った事を忘れてしまう。

何でも無い世間話なら、何度でも繰り返して話せば良いけど、素直な母が何気無く言った一言が私には凄く辛い言葉の時があり私を傷付けるけど、それを言った事に悪気も無いし言った事も忘れてしまう。

だけど、私は忘れないから私の中に少しずつ澱のようにたまっていく、、、

これが「老い」と付き合う事なのかな

母の優しさや愛情は変わらないのに、老いが母から奪っていくものが増えていく。

私は母と離れて暮らしていた時期が長かったから、この一年間の母の変化を凄く感じる

でも、この時間を持てて良かったと思っている

母が言うように「ノムが健康ならここには居ないわ」はその通りだし、一緒に居るからこそ解る事もある

母は腰が悪くなってから、足の爪を自分で切る事が出来ないから私が切っている。

だけど、不思議に姉や妹には頼まない、そういう事が何個かある。

「汚い事をさせて、ごめんね」と母は言うけれど、私は「ママから産まれてきたのに、汚いなんて思わないわよ」と言うけれど、今まで我慢してきた事が沢山あったんだろうし、頑張ってやってきて限界な事も沢山あるんだと思う。


私が健康なら、掃除も洗濯も料理も、お買い物も全部出来て、母には楽な生活をしてもらえるけど、私が健康なら母と一緒に暮らしてはいない

だから、今の時間が持つ意味と大切さを考えるようになりました。


来年、90歳を今の母で迎えて欲しいな

それが私の願い


最後まで読んで下さって、ありがとう

ございました。