ニコニコ 今月も宜しくお願い致します



GWに作る草餅の為に、ヨモギ摘みに母と姉、妹と行ってきました。

川に沿って咲く桜がハラハラと散り、ホーホケキョと鶯が鳴くお天気の良かった春の日曜日は、キャンプをする人やバーベキューを楽しむ人達でいっぱいです。

そこから少し離れた河岸でヨモギ摘みを始めましたが、私、ヨモギ摘みナメていました真顔



主婦歴65年の、母はこの姿勢でモクモクと作業をこなし、姉や妹も慣れたものです。

でも初参加の私、30分位したら肩が痛くなるし、腰も辛くなるし、病人を全面に出して逃げ出そうかと考えてしまう、都合の良い病弱凝視

最近、88歳の母の体力と自分の体力を考えたり、母の努力と自分の怠け根性を比較したりする

たぶん、以前の暮しは彼と二人暮らしで、ある意味気ままだし、自分のペースだったし、お料理したくなければ外食でも出前でも可能でしたが、母は基本毎日お料理を作り、お洗濯をし、お掃除もします。


摘んできたヨモギの選別作業


88歳の母が頑張っているのに、57歳の出戻り娘が寝坊はするわ、手伝いはするけれど、やはり母の領域だからお料理も基本的にはしないわ、経済的にも甘えている姿は、自分でも何だか申し訳なくなるネガティブ

「何もしないで、楽に暮した~い笑」と母が笑いながら時々話すけど、半分は本音だろう。

姉が父が亡くなった後は一国の主なら、母は春日局のような存在

その中に入ってきた私ははてなマーク 



今日、洋服の入れ替えをしていた時、何年かに前に私が母にプレゼントした一度も袖を通していない春のアンサンブルを見ながら、本当は自分の誕生日の時に初めてそれを着て姉や妹と写真をキチンと撮りたかったんだけど、叔母さん達が来てくれたからバタバタしちゃって出来なかったなぁとポツリと言ったから、私が「なら、そのアンサンブルを着て今度写真館で皆で写真撮って貰おうよ乙女のトキメキ」って言ったら凄く嬉しそうな顔をした。


元来が「仕方ない」で受け入れられる性格なので、病気になった事も現状維持なら御の字で花丸合格だと思っているけど、やはり健康が羨ましくなる時がある。

それは、してあげたい事やさせてあげられる事を出来ない自分を思う時。

望まれてするのでは無く、純粋に相手の笑顔を見たいだけで、させてもらえる事に幸せを感じていた。

それが出来ない今の自分はやはり悔しいな〜と、思いながら母を見つめる私に「ノムには一生分のプレゼントを貰ったから、もういらない飛び出すハート」と母が笑顔で言う

私、母親はエスパーで読心術でもあるのかしら?と苦笑いしてしまう春の午後でした桜