ひらめき 母と姉と夜桜見物に行ってきました。

夜桜はやはりお昼間の桜とはまた違う美しさで、幻想的で優美ですね。



27日は、母の88歳のお誕生日でした。

千葉から、母の姉家族が7人で来てくれて、総数11人という賑やかなお祝いになりました。

前日から、お料理の仕込みやケーキ作り、お掃除と妹も助っ人に2日間来てくれて、我が家はフル活動泣き笑い

のんびり温泉計画も母が「寒いから嫌」で3月に入り夏に延期する事になり、ならば牛肉大好き母の為に美味しい鉄板焼を「うかい」に食べにいこうと話していたところに、叔母からの電話


母は88歳、叔母は91歳、叔父は90歳

次が無いかもしれないからと誰もが思う年齢です。

叔母夫婦の家から100m位先に次男家族が住んでいて、私も昔からよく一緒に遊んでいた従兄弟の運転で我が家に叔父、叔母、従兄弟夫婦、子供3人家族総出で来てくれました。



皆でワイワイガヤガヤと過ごしている時、叔母がトイレに行くと、叔父が突然「女房が統合失調症と診断され病院にも通っていて、被害妄想や幻覚が酷くなり大変な毎日になった」と私達に言いました。

私の目の前に居る叔母は、昔からの変わらない優しい叔母さん。

でも、トイレの前で姉と話している時に、やはり妄想の話を延々と話していたそうです。

叔父も従兄弟のお嫁さんも、今日は本当に叔母が落ち着いて楽しそうで良かったラブラブと言っていましたが、母と話している時は本当に普通で妹想いの姉で、母と話も尽きなそうです。


叔父のお話だと、お医者様の診断では叔母の統合失調症は少し進行していているから、お薬も強いのに変えて下さったとの事でした。

91歳の叔母を入院させたくないと、叔父が頑張っていてくれていますが、叔父も持病があり足も不自由

車の免許を返納して欲しいと周りは思いながら、現実を見ると厳しい選択というのを感じます



叔母達が帰ってから、母がポツリと「今のママには何もしてあげられないわ」と言いました。

そこに居た、姉、妹、私は深く頷き顔を合わせます。

母は、私達姉妹に「迷惑だけはかけないように愛」との気持ちで自己管理を頑張って生活してくれていますが、それでも変化は訪れ母の時間を奪います。

そんな母と私達に出来る事は叔母達が遊びに来てくれたら、楽しい時間を過ごして貰えるようにさせて貰う事と、お薬が効いて、叔母さんが落ち着き、叔父さんや従兄弟一家が穏やかに暮らせるようにと願うくらいしか出来ない。



今から40年位前、母の実家に親族一同が集まり、皆で一夏を過ごすのが恒例でした。

私は従兄弟と悪戯ばかりして過ごしていた。

時は流れ時代は変わり、田舎の家も無くなり、祖母や祖父、父、叔父らが亡くなり、、、今回のメンバーも来年はわからない


母のお誕生日、最初の計画と随分変わってしまったし、いろいろ考えさせられる時間でもあったけど、久しぶりに叔父や叔母、従兄弟一家皆で笑顔で楽しい時間を過ごせて良かった。

その夜、母と姉と私でトランプをして一本締めをして母のお誕生日は終りました。

母の88歳が幸せでありますようにチューリップ紫