※注 海外サッカー好きの方しか楽しめない内容です(笑)
先程、海外サッカーのサイトを見ていたら、
レアル・マドリードが、バイエルン・ミュンヘンのフランク・リベリー獲得の為に、移籍金2500万ユーロ(約33億4000万円)+ウェスレイ・スナイデル・ラファエル・ファン・デル・ファールトの2選手を加えた条件でオファーを準備しており、、数日以内に契約がまとまる可能性もある。
との事。
もしリベリーが移籍する事になれば、すでにACミランから移籍しているカカに加えて、かねてより移籍濃厚と見られているC・ロナウドも加えた、まさに “ギャラクティコ(銀河系軍団)” の名に相応しい陣容となる。
もし、リベリーとC・ロナウドが加入したものと仮定すると、最も相応しいフォーメーションはやはり【4-2-3-1】なのではないか。
『 3 』 のポジションには、左から「リベリー、カカ、C・ロナウド」という現時点では最高級のアタッカー陣を擁する事となる。
しかしながら、サッカーは攻守のバランスがとれていなくてはカウンターによる失点の可能性が強まり、安定した勝ち星を積み重ねられない。
上記の3人が攻撃により力を注げるように、『 2 』(ピボーテ)のポジションには、
①ボールキープ力に優れ、長短の正確なパス供給能力を持つ選手
②試合の流れを読み、ボール奪取能力に長けた運動量豊富な選手
が望ましいのではないか。
また、なんといっても1トップとなるFWがとても重要な存在になってくるわけであるが、ここで、ラウール・ゴンザレスの処遇が問題となる。
ラウールは、レアルにとって、クラブ歴代の最多得点記録を持つ選手であり、カンテラ(下部組織)から昇格してきた選手であり、現在キャプテンの重責を担うという事からファンの支持を受け、言わば【アンタッチャブルな存在】といっても過言ではない。
しかしながら、ラウールは1トップとして適任かどうかと言われれば、いささか適性を欠くように思われる。
1トップは相手DFを背負って、楔になるプレーも必要とされるためだ。
フィジカルがさほど強靭ではないラウールにその任を求めるのはいささか難しい。
もしラウールを起用するのであれば、フォーメーションを【4-3-3】に据えるのが良いと考える。
この利点は本来セカンドトップのラウールをゴール前に張り付かせるのではなく、敢えてゴール前にスペースを作りながら、その空いたスペースを活用するものだ。
例を挙げるならば
①主にカカからのスルーパスに反応してゴールを狙うスタイル
②2列目の選手達が積極的にミドルシュートを打ち、こぼれ弾をラウールが押し込む
③主にサイドアタッカー陣によるドリブルによる崩しから、ラウールへのラストパスを供給
といった方法も狙いとして有り得るかもしれない。
しかしながら、ゴール前での競り合いに劣る面がある事は否めない。フィジカルだけでなく、高さ(ヘディングなどに必要な高さ)が物足りないものである為だ。
また、同じ1トップでもASローマが展開する【4-6-0】という、いわゆる『0トップ』も面白いが、この戦術では豊富な運動量が絶対条件として要求されるものであるし、ドリブルによる崩しの出来るリベリー、C・ロナウドを擁している以上、彼らの真価を引き出す戦術とは思えない。
更に言えば、ラウールを起用した【4-4-2】の布陣を採るならば、ダイヤモンド型の中盤を形成する事になるであろうし、それではあまりにも攻撃的に偏っていてバランスが悪い。
守備に献身的なFWやサイドアタッカーがいるチームではあればまだ守備力も改善されるであろうが、それでは、リベリーやC・ロナウドの持ち味を殺しかねない。
以上を踏まえると、レアル・マドリードというクラブチームの 『 バンディエラ (旗頭:チームを象徴する選手) 』 で
ある、ラウールを敢えて外す勇気を持てるかどうかが焦点となる。
仮にラウールをスターティングメンバーから外したとして、現時点で移籍可能性がある選手の中で、最もレアル・マドリーの1トップとして相応しいであろうと考えられる選手を考えると、それはやはりインターミラノ(インテル)のズラタン・イブラヒモビッチしかないのではなかろうか。
サイズ、フィジカル、テクニック、決定力を兼ね備えているイブラヒモビッチはまさにうってつけの存在といえよう。
ここで、「イブラヒモビッチ、リベリー、カカ、C・ロナウド」が揃った攻撃陣を想像してみてほしい。
まさしく “ギャラクティコ” と言うにふさわしいオールスター級の布陣ではないか。
あとは、『 2 』(ピボーテ)とDFにしかるべき選手を配し、攻守のバランスをうまくとれるならば、凄まじい攻撃力を有する恐るべきチームとなる。
但し、チームとしてコレクティブに動く事が出来るのであるのならば、だが。
個人技頼みのチームではやはり常勝を築くのは難しいのではないか。
しかしながら、オールスターゲームのような攻撃陣を擁するレアル・マドリーが誕生するならば、バルセロニスタの僕としても、是非実現してほしい夢のチームである。
「20世紀を代表するクラブチーム」に選ばれたネームバリューと、巨額の金銭(どこから捻出しているのかは不明だが)にものを言わせ、ビックネームの選手を獲得し、戦力を強化するレアル・マドリード。
※カンテラ上がりの選手でラウールの他にスターティングメンバーに名を連ねているのはイケル・カシージャス
(GK)、グティ(近年は主に控え選手)だけである。
現バレンシア所属のファン・マヌエル・マタや、古くはポルティージョといったカンテラ上がりの選手を全く活かせ
ないままに放出を重ねている。
片や、若い選手を育てる事に尽力し、カンテラからトップチームまで一貫した指導を行い、カンテラから能力のある選手を起用した多くの選手がスターティングメンバーに名を連ね、『美しいサッカーを展開して勝つ』 というクラブの美学を貫き通しているバルセロナ。
※現在のスターティングメンバーだけでも、何と5,6人が名を連ねている。
控えメンバーのボージャン、ブスケッツ、スアレス等も含めるとカンテラ上がりが相当数存在する事がわかる。
優秀な選手をかき集め、名実共に “ギャラクティコ(銀河系軍団)” となったレアル・マドリーに対して、クラブの美学と選手育成を墨守するバルセロナが、本拠地のスタジアムである 『 カンプノウ 』 で美しく勝利するというカタルシスを是非味わいたいものだ。