ぼく、ロンです。
お空からの更新(交信)です。
最近少しずつロンの写真が見られるようになってきました。
今日の写真は「2022年2月」撮影のものです。
愛する家族の旅立ちに接し
悲しみのやり過ごし方は人それぞれです。
ママは「泣きながら強くなるタイプ」だそうです。
ぼくの不在により
ママの孤独感を深めているものには
もうひとつ理由があります。
なんとママは昨年の12月で退職し
在宅にて
新しい挑戦を始める予定でいたのです。
ぼくがそばで
いちばんの応援団長になるはずだったのに。
ぼくの旅立ちは
最終出勤日を終え
有給休暇を消化している最中のことでした。
納豆は粘る
ときは遡ること2022年2月
(まだコロナ感染症の影響のある時世でした)
中学卒業と高校入学を控えた長男兄ちゃんの
生活の荒れぶり(まったく勉強しない)が目立ち
ある夜のごはんどきに
パパが兄ちゃんに注意をしました。
そのとき
ちょうど納豆ごはんを食べようとしていた
長男兄ちゃんは
お茶碗ごと床に叩きつけました。
割れるお茶碗
飛び散った納豆
始まった取っ組み合い
窓ガラスに飛んでくっついている納豆は
「乾いてから取るからそのままにしておいて」
とのことでしたが
気になってしかたがないぼくは前足で
チョイチョイとちょっかいを出しました。
「納豆は糸を引いて粘る(しかも独特な匂いがする)」
「水で前足を洗うとヌルヌルする」
それがぼくがこのときに学んだことです。
納豆が粘るということを知っている猫は
なかなかいないと思います。
さて
パパと長男兄ちゃんの取っ組み合いの続きですが
「高校に関するいっさいのお金は出さない」
とパパが宣言したことで終わりました。
パパのそのときの口調から
その宣言はくつがえらないだろうと感じたママは
長男兄ちゃんに高校進学の意思確認をしました。
高校は行きたいと答えた兄ちゃん
それならば3年間の授業料もろもろは
ママが支払うしかない
ママは取り急ぎ
・自宅から徒歩圏内
・頭を使わずに座ってできる事務職
を探し
ありがたいことにすぐに就職できたのでした。
これがママがその後3年10ヶ月間お世話になる
某通信会社での職歴の始まりでした。
長男兄ちゃんは昨年の春に無事高校を卒業し
大学進学に際しては
パパに頭を下げたのを、ぼくも見た。
ようやく肩の荷がおりたママは
次は自分のための挑戦を始めようと
退職をしたのでした。
ロンもいない
職もない
気力もわかない
「ないないづくしだよ」と
空を見上げて力なく笑うママに
ぼくは喝(正しい漢字は活)を入れる
「あの日の納豆のように粘るんだ」







