ぼく、ロンです。





7月7日、七夕🎋です。


織姫星は琴座のベガ
彦星はわし座のアルタイル


でも今日のお話の「星」は


『そして ひさが みえなくなった日の 
よるから あめはやんで、
ひがしのそらに あおじろい星がひとつ、
かがやきはじめたとや。』


『ひさの星』です。




『ひさの星』
作:斎藤隆介
絵:岩崎ちひろ
岩崎書店
1972年3月30日発行



ある夏

朝の蛍をとろうとして川に落ちた政吉を
ひさは飛び込んで助け
自分はそのまま川に沈んでしまう。

そして


ひさの姿が見えなくなった夜から

東の空に輝く青白い星








この絵本のあとがきにて

作者斎藤隆介さんが

『ひさの星』に添えて

として

以下、記されています。


ぼくの胸に特に響いた箇所を
抜粋しています。



『小さいもの、弱いもの、仲間たちは、
自分の命を捨てても守らなければならない!
と声高く叫んで
その道をつき進む人は立派です。

しかし、黙ってその道を歩いてゆく人もいます。

そういう人たちが、
私には星のように輝いて見えます。

今は声高く叫ばなければならぬ時かもしれません。

しかしその人たちの心のシンに、
星のように黙って輝くやさしさが、
ほんとうの強さの核となって、
更にその歩みを続けさせてほしいと
私は願います。』



星のように黙って輝く優しさが
ほんとうの強さの核となって





ぼくは七夕の日に

「こんな揺るがない優しさが持てるように」

と、願う。




こちらは星型に開いた八重百合

『ローズリリー アイシャ』