ぼく、ロンです。
前回のブログ
「葱」と「汚れつちまつた悲しみに」
にコメントをくださった方々
ありがとうございます。
今日も「葱」(長葱です)のお話です。
「葱、手に持ちながらは帰らないんですね?
でも、葱
お買物袋から頭だけ出して
ダランと横たわりますよ
いやじゃないですか、あれ?」
とママは言います。
最近は
半分に切って袋詰めしてある葱や
レジで「半分に切りますか?」と聞いてくれる
お店もあったりするけど
なにごとにもfreedomを求めるママとしては
「いえ、好きなところで自分で切ります」
と思うそうです。
ママは葱を手に握りしめ帰る道すがら
気分のいいときは
「レビィオーサ!」などと唱え
ハリーポッターのハーマイオニーばりに
葱を「魔法の杖」にしているそうです。
(ただ、いまだかつて魔法は使えていないそうです。)
葱のブログを書きながら
こちら↓を思い出したママ。
江國香織
『落下する夕方』
角川文庫 P. 215
『がらんとした部屋に戻ると、和室の隅に、半分に切ったすらりとした長ねぎが2本、コップの水にさして置いてあるのがみえた。
華子が飾ったのだろう。
淋しい美しさだと思った。』
長葱を飾る気にはならないけれど
どうしてもネギ科のお花「コワニー」を
飾りたくなってしまい
ママは近所のお花やさんに
入荷があるか電話をします。
見つけました、可愛らしいお花、コワニー。
スパッと茎切ると、葱の香りがする。
ただ猫様には
ネギ科の植物は毒なので要注意です!!
葱は不思議な野菜だとママは思う。
他人のショッピングカートやバッグから
飛び出たその葱の頭を見ると
今晩のメニューはお鍋かな、麻婆豆腐かなと
想像してしまう。
幸せの食卓の象徴だ。
さてここで
ママの好きな葱をご紹介します。
まずは「深谷ねぎ」
埼玉育ちのママとしてははずせないそうで
今年のお正月には太く白くピカピカの
深谷ねぎを購入できたと
パパに話していたのを思い出します。
そして「九条ねぎ」
とにかく刻んで
鶏肉を煮込んだ醤油味の汁物に
どっさり入れて
七味をパッパッと散らして食べます。
こちらは↓
巣鴨に本店のある
かの有名な「古奈屋」の
「九条葱きざみ揚げカレーうどん」
(店舗は丸の内オアゾ店、現在は閉店)
さて最後に
ぼくの写真、お気づきになられましたか?
葱形です!
ぜひ、見比べてみてください。
ハンサムなお顔つきの葱です!
ぼくは
「葱」いっぽんで
こんなにブログが書けるとは思いませんでした。