ぼく、ロンです。
ぼくのママが人生で初めて自ら歌詞を覚え
歌った歌(自我の目覚め?)。
チェッカーズ
『ギザギザハートの子守唄』
なぜか何も見なくてもスラスラ1番(?)が
歌えた歌。
細川たかし
『北酒場』
『ギザギザハートの子守唄』については
「紙を見てはぶつぶつと呟き
何をやってるのかと思ったら
ギザギザハートの子守唄の歌詞を覚えていた」
という、ママの母様の証言がある。
『北酒場』については
発売年1982年。
6歳だったママがなぜこの歌を覚え
好んで歌い
今でも歌えるのか、謎。
しかもこの歌
きっとこの令和の時代じゃ
なんとかハラって言われちゃうと
ぼくは思うよ。
だって
北の酒場通りには
髪が長くて、ちょっとお人好しで、くどかれ上手な女の人が似合って、
今夜の恋は煙草の先に火をつけてくれた人♪
なんだよ。
令和に生きる猫としてはどうかと思うけれど
偉大な作品なんだろう。
さて、なぜこんな話になったのかと言うと
高校2年生の兄ちゃんが
ある日ギターを背負って帰ってきたんだ。
ずっと欲しくて、
お小遣いを貯めて買ったらしい。
兄ちゃんの部屋から、たまぁに
そのギターの
シャララーン、シャララーン、
という、いい音が聴こえてくる。
ママはその「シャララーン」を聴くと
藤井フミヤさんの『TRUE LOVE』の
イントロとリンクして
つい口ずさんでしまうんだって。
振り返ると〜いつも君が〜笑ってくれた〜🎵
また始まったよ、ママの激下手な歌。
YouTubeってやつでママが聴かせてくれたけど
せつないラブソング♪だねぇ。
そして、フミヤさん、かっこいい!
とまぁ、その流れで
ギザギザハートの子守唄を思い出し
北酒場となったわけ。
ぼくは迷走しているママの人生の
「発端」を見たような気がするよ。
ちなみに大きい兄ちゃんの部屋には
ぼくは勝手に出入りしちゃいけないんだ。
革のゲーミングチェアとギターに
ガリガリしたら困るからだって。
まったく失礼しちゃうよね。