ぼく、ロンです。


「閃く、輝く、暗い、点」
「閃輝暗点」(せんきあんてん)


とは、なんともムードのあるタイトルです。






兄ちゃんたちの夏休みも終わり
通常運転に戻った今週。

お仕事がお休みだった火曜日の朝
兄ちゃんたちのお弁当を作り終え
送り出した後

ママは

「イガイガが見えるから横になるね」

と、ソファに横たわってしまいました。




(ぼくもおつきあいして横になるよ。)


イガイガ?

ママによると
目を開けていても閉じていても

イガイガ・ギザギザ・ピカピカ・トゲトゲ

したものが、視界に映るそうです。


ママのそれは

緊張状態やストレスから解放され
ほっとしたときに
起こることがあるのだそうです。


閃輝暗点

医学的には
脳の視覚をつかさどる中枢の血管が収縮し
血の流れに変化が生じて起こるよう。


なんと芥川龍之介先生の遺稿『歯車』にも


「(略)僕の視野のうちに妙なものを見つけ出した。妙なものを?ーーー
というのは絶えずまわっている半透明の歯車だった。(略)
歯車は次第に数を増やし、
半ば僕の視野を塞いでしまう」


との記述がある!

これは閃輝暗点の症状だと言われている。

(ママの言うイガイガを「半透明の歯車」とは、さすがは鬼才・芥川龍之介)


不快な症状ではあるらしいのですが

「芥川もなったのならいいや」と

芥川先生を天才だと尊敬するママは
やり過ごしているのだそうです。







残暑や台風の続く9月。

今日は9月9日「重陽の節句」です。


「重陽の節句」とは↓