ぼく、ロンです。

⬆︎こちらで紹介した
『かなしきデブ猫ちゃん』、

『吾輩は猫である』に似せた一文から
始まったり、
愛媛県松山市といった舞台や
登場人物の名前が
『坊っちゃん』のそれと重なっていたり、

と、夏目漱石先生の作品を彷彿とさせる
場面が多いのだ。


では、東京都文京区向丘にある、
夏目漱石旧居跡(猫の家)を
訪れてみよう!

こちらで『吾輩は猫である』『坊ちゃん』が
執筆されたんだって。





猫がいる。




塀の上にも、猫がいる。


『吾輩は猫である』のモデルとなった猫が
亡くなった時、
漱石先生はごく親しい門人に宛て、
訃報の葉書を出したんだって。

「皆様御存知の猫ですが、長らく病気療養
しておりましたが、その甲斐なく、(中略)
逝去いたしました。(中略)なお、主人は
『三四郎』執筆中につき、ご会葬には
及びません。以上                 九月十四日」

この訃報の葉書に寄せた、
高浜虚子先生の弔句が、、、

「吾輩の戒名もなき芒(すすき)かな」


ニャー、なんてイカしたやりとりニャ。

文学に登場したり、絵画に描かれたり、
世の中にはすごい猫がいるんだニャ。

そう言うと、ママさんが、
「ロンもママにとっては、オンリーワンの
すごい猫だよ」だって。




《ママ's noteです》

情報元の文献は、

秀学社『新国語便覧』P150
(中学生の兄ちゃんから借りました、笑)
です。

ちなみに夏目漱石先生の作品では、
『夢十夜』がいちばん好きです。