ぼく、ロンです。


とある夏の日の出来事。

ママさん
「ロンちゃん、また太ったんじゃない?」
ぼく
「え、そう?」




ママさん
「うん、どすこい座りになってる、、、」

ぼくは、ちょっとぽっちゃりしているので、
食事量と運動量にも
気をつけなければならない。


デブ猫ちゃんと言われるのは避けたい
ところだが、ぼくには、
尊敬するデブ猫ちゃんがいるのだ。




その名も、「マル」様。

今日は、本のお話をします。


『かなしきデブ猫ちゃん』
文・早見 和真
絵・かのう かりん
出版社:愛媛新聞社(大型絵本)
            集英社文庫(文庫本)


「吾輩も〝ネコ〟である。
名前なんか、知らない。」
という一文から始まるこの本。
舞台は、愛媛県松山市道後。

マル様は、
「気高き者よ。立ち上がりなさい。
その目で広い世界を見るのです」
という声に導かれ、
愛媛県各地を巡る大冒険に出るのです。

華やかな道後温泉、
優しいオレンジの夕日、
爽やかなブルーの瀬戸内海。

心に響く言葉とともに、
優しい色合いの絵が多めなので、
読書が苦手な兄ちゃんが
夏休みの読書感想文に選んだ一冊だニャ。

続編に、
『かなしきデブ猫ちゃん マルの秘密の泉』
があります。


ぼくの人間の家族は、
3年前に松山市道後へ旅行に行き、
今治市からしまなみ海道を渡ったんだって。

ママさんは、
子供の頃夏休みを過ごした瀬戸内の海が
一番好きだって言う。

ぼくもいつか、マル様のように、
兄ちゃんの自転車のカゴに乗って、
しまなみ海道を渡ってみたいニャァ。