絵本作り指令 第2弾 | 絵本作家のふらんす語屋さん

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大学でフランス語を担当していて自宅では『論』という教室を主催しています。色鉛筆とパステルで絵を描いたり絵本を描いて書いています。
まるちゃん花壇や畑の様子やうさぎのくうちゃんとの日々の暮らしの想いをつづっています。ありがとうございますMerci♥

BONJOUR

 

それでは、第2の指令~

「お話の続きを考えてください。」

 

クリスマスの2日前の朝。

クリスマスツリーの下に 黒い箱があった。

 

「あれ、サンタさんもう来たのかな?」

 

ふたを開けてみると、そこには真っ黒な

大きな卵が1個。

 

「ひゃー、なんだこれ?」

 

ピピピピ・・・パッカーン!

卵から出てきたものは、なんと○○○○だったのです!

 

 

ではでは

続きのお話です。

 

『ちからのたね』

 

卵から出てきたのは

・・・

出てきてのは

・・・

それはそれは

小さな種でした。

 

風に飛ばされてしまいそうな

小さな小さな種でした。

 

真っ黒な箱はいつの間にか消えていました。

 

小さな種を握りしめて

さて・・どうしよう?

 

おおおばあちゃんに聞いてみることにしました。

「おおおばあちゃん 見たことある?」

どれどれ・・・と

大きな虫眼鏡を持っておおおばあちゃんが見てみましたら

 

「あら~ なつかしいねぇ

これは ちからのたね だよ。」

 

「育てるのが難しいのと

芽が出るまでに時間がかかるけど

花がきれいなんだよ」

 

おおおばあちゃんは説明をしてくれました

 

海の水を含んだ砂を土に混ぜてあげることがポイントだそうです。

 

あさってのクリスマスまでに花が咲いたら

おおおばあちゃんが喜ぶだろうなぁ・・・でも時間がかかるんだったな。

 

そんなことを考えながら海へと続く坂道を歩いていきますと

不思議な看板に気づきました。

 

はやくしてほしい店はこちら。

 

早くしてほしい店?

なんだろう?・・・

お店に入ってみることにしました

お店の中は真っ暗で天井には星が光っています

 

ごめんください

 

はいは~い

いらっしゃいね

早く芽が出て花を咲かせたいんだね

 

え?何も言っていないのにと驚いている間にも

説明をはじめています

 

早く芽を出す薬はサンタさんのところの

トナカイ君だけが作れるんだよ

だからトナカイ君の好きな香りの紅茶をあげようね

波打ち際の砂をたくさん袋に詰めた後

大急ぎでお家に帰りました。

さっそくその紅茶を封筒に入れて

トナカイ君に手紙を書きました

 

明日はイヴです

トナカイ君は手紙を読んでくれるでしょうか?

 

トナカイ君を信じよう^^

 

 

             続く