自営業ハンドメイド屋として活動しはじめてから６年目。確認したトコロ、このブログを書き始めたのは２０１４年の４月、と、あるので、正確には５年と半年である。
５年と半年つったら、オギャア！と産まれた赤ん坊が幼稚園の年長さんになるくらいの歳月。赤ん坊であれば、幼少期の人格決定がなされる大事な大事な時期であるのだが、不詳ロミ子がなにをやっていたのかと申しますと、薄暗い自室に籠り、チマチマとなんか作ってた、と、これだけである。
この５年半の間に、ずいぶんと世間は様変わりしたものだな、と、昔のログを読んでいると感慨もひとしおだが、と、同時に、数年前のわたしの熱量は尽きてしまっているのか、と、いう感覚も覚える。
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ハンドメイド・ブーム、というものがあった。２０１６年くらいだろうか。
ミンネやらイイチやらが、なんかイベントかなんかをやってみたりテレビでワイワイと主婦が起業！なーんてイッチョ前に紹介されちゃったりしてた。
無論、それ以前から活動し、『なんか作って売る』という活動を行っていた矜持はあるが、ああいった世間のブームで自分の仕事がグン！と伸びた、という事実は否定できない。
ハンドメイド・ブームは『アマチュア以上、職人未満』という、我々のような作家連中に奇妙な船を出港させてしまった。その船がどこへ向かうのかは自分でも解らないが、一応『プロ』としてハンドメイド太平洋の端っこの小さな無人島で生活できるくらいにはなっている。
わたしはとても幸運で、はじめてから１年もたたないうちに、数多くのお客さんがついてくれた。なぜだかは自分でも解らない。ラッキーだった、としか言いようがない。成功したハンドメイド屋ならその幸運にも理由をつけて、インタビュアーかなんかに、得意げに話すのだろうが、わたしはわたしに回答を持たない。つまり、よくわからない。飛行機が空を飛ぶ理由といっしょである。つまり、『よーわからん。』
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SNSなんかで、付き合いのある作家的な自営業者は、美大卒であるとか、ジュエリーの専門的な教育を受けてるとか、立派な師匠がいるとか、みーーんな立派な経歴を持っている。
でも、わたしはそんな教育なんか受けたことないし、師匠もいない、ＩＴ広告屋出身のショボイ作家だ。
つまりなにが言いたいかと申しますと、それがコンプレックスなのよね！と、こうだよクソッタレ！
わたしの作るなんかに、みんなは喜んでくれているのかな。
うーん。わかんない！
ま、いいか。
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