いそがしいとき

昔読んだ星新一さんか誰かの小説で、こんな話があった。

サンタクロースがひとりの貧しい少女をたずね、言いました。「ホーホーホーゥ、君の欲しいもをなんでもあげるよ。幸せになれるお願いをしてごらん」、と。

少女はちょっとだけ悩んでから応えます。「通りの向こうに足の悪いおじいさんがいるの。そっちにいってあげて」。サンタクロースは女の子に感心して、通りの向こうの足の悪いおじいさんの前に現れます。「ホーホーホーゥ、君の欲しいもをなんでもあげるよ。幸せになれるお願いをしてごらん」。

おじいさんは優しく笑って言います。「わしはなにもいらんよ。それより隣の家の男の子にはお父さんがいない。いつもさみしそうだからそっちにいってやってはくれんか？」サンタクロースは男の子の家に行って言いました。「君を幸せにしてあげる」。

男の子は「サンタさん大丈夫？さむくなかった？」と暖かいミルクをふるまい、他のみんなと同じように、願いことはない、他の不幸な人の所に行ってあげて、と、サンタクロースに告げます。

みんなのそんな言葉を聞いて、一番しあわせな気持ちになれたのは、サンタクロース本人でした。

と、まぁこんなカンジのハナシであったと思うがウロ覚えなのでそこらへんは勘弁して頂きたい。

現代人は忙しい。とくに今は師走。一年のうちで１、２、を争うハードな時期である。そういうときほどアレだ。人は人に優しくなければならないのである。

与えるのは重要だ。サンタクロースが目の前にあらわれたとき、頑張って仕事してお給料をもらったとき、ボーナスをもらったとき、なんか宝くじとかが当たったりなんかしちゃったとき。


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つまりわたしが何を言いたいのかというとだね、わたしにカネを与えなさい！ということです。つまり！美談にかこつけたゲスい宣伝だ！！！

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