気が付くと作業場がトンデモナイことになっている。

大参事
全く以て作業場が汚れる心当たりがないので、はじめはグリム童話の夜に寝ているときに小人さんが靴を作ってくれる話を思い出し、わたしの知らぬ間に小人さんだか妖精さんだかがやってきて、作業場を荒らしていく行くという、逆・小人とクツ屋が連想されたのだが、それは自分の責任逃れの言い訳だという事に気づく。この家にはわたししかいないのだから、原因はわたしに違いない。『まず、自分を疑え』。何かかトラブルがあった際のわたしの座右の銘だ。ヒトのせいにしてはイケナイ(←妖精は疑う。ヒトじゃないから)。
原因を考えてみる。
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まず、作業場の構造を見てみよう。

写真右側から順番に左側に行くにつれ硬いものを扱う構造である。一番右は革、左は石や金属。真ん中で電動器具を使ってレザー製品のヘリを落としたり、ニッパーでワイヤーを曲げたりしている。わたしは複数の作業を同時に行う癖があるので、実に合理的なフォーメーションだと自負している。
本日の作業は革場所でレザーを切断して染色しつつコパを磨き、

塗料やトコノールが乾燥するまでの間に石を研磨し、真ん中を通過するたびに、キャストした金属を磨く、という変則的なものであった。

まるで反復横跳びでもしてるみたいに、右へ左へ西へ東へと目まぐるしく移動していたわけだ。塗料を塗り左へ動き、石を削り、塗料が乾いたら革をひっくり返してトコノールを塗って乾くまでまた左に戻って石を磨き、たまに中間地点でヤスリをかける。台所では煮物を煮ている。スピードを重視しているので、基本使った道具は使ったらその場に出しっぱなしだ(←これか!
原因が解った。出した道具は仕舞いましょう。しかしまた使うのにいちいち仕舞うって非効率じゃん!だしっぱなし、いいじゃん!
そんなわけで作業場が汚れるのはわたしの運命として享受しなければならないようであるグギギ...
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本日の成果(作業場汚れた以外の)。
ラリマー研磨!(失敗・割れた)

タンビュライト研磨!

カバンサイト研磨!

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いじょーでーす