天気があまりよろしくない日が続くと気が滅入る。名古屋はお盆明けからそんな調子で突然ザァッと雨が降り出したり、そらがピカッと光って雷鳴がとどろいたりする。
こちらのエントリー(君がいた夏は、遠い夢の中)からふたつき半を経てわたしの夏はもうおしまい。同じ窓から花火のかわりに雷の光がわたしの頬を照らし、傘を片手に道を歩けば夏の熱が残った生暖かい雨が肩を濡らす。透明傘から見上げる街頭の光はボンヤリとした輪郭で夜空に浮かび、ちょっとだけ花火の光に似ているな、とか、そんなことが次から次へと湧いてきて妙に胸が苦しくなる。

6月7日の熱田神宮の花火
真夏のピークが去った
天気予報士がテレビで言ってた
それでもいまだに町は
落ち着かないような気がしている
夕方5時のチャイムが
今日はなんだか胸に響いて
『運命』なんて便利なものでボンヤリさせて
フジファブリック 『若者のすべて』より
天気予報士がテレビで言ってた
それでもいまだに町は
落ち着かないような気がしている
夕方5時のチャイムが
今日はなんだか胸に響いて
『運命』なんて便利なものでボンヤリさせて
フジファブリック 『若者のすべて』より
今年の最後の花火は諏訪湖のほとりで見た。たった15分間の花火大会は短いと感じたが、終わってしまえば15分でも3時間でも3ヶ月でも記憶の中では一瞬である。そういった長くて短い『一瞬の記憶』を積み重ねてわたし達は生きている。いつか死んでしまう時はそれらの記憶が消え去ってしまうが、最後の瞬間までなるべく沢山の『一瞬の記憶』を胸に抱いていたい。
なんでこんなに真面目っぽいことを書いているのかというと、minne や iichi に先日新商品をアップしたら、ボコボコと売れ始め、このブログにも新規のユーザーが増えているからである。

iichiのショップ画面
Google Analyticsによると、普段は15~20%位である新規セッション率が先日から30%を超えているのだ。minne や iichi のお客さんは『繊細で女性らしい作品ですね』とか『シックなのにモダンで素敵です』とかのメッセージをくれるので、ウンコとかトイレ詰まった とか おっぱいパンツ とかの下品な記事で、わたしのイメージを損ねてはならない。Canecryのブランドコンセプトは『modern life is rubbish』(モダン・ライフ・イズ・ラビッシュ - モダンな生活はガラクタ)であるが、製作者のわたしがガラクタではいけないのだ。
そんなわけでいいかいキミタチ、『新しいお友達』もいるんだから、下品なコメントは慎みたまえよ!いいか!絶対だぞ!下品なコメントとか書くなよ!(←書けっていうネタフリ)。
![]() |
野薔薇のピアス ¥ 9,600- |